[2018.11.09]

BOOK REVIEW『実務に効く 労働判例精選 第2版』

岩村正彦、中山慈夫、宮里邦雄 編
B5判/292ページ/定価3000円+税/有斐閣 


BOOK REVIEW 
人事パーソンへオススメの新刊



 人事に携わる者が業務を行う中で、判断のよりどころとして判例をひもとくことは多いと思われる。ただし、判例の原文を読むことはハードルが高いため、法律のプロがポイントを解説したものが必要になる。また、労働関連のトピックは多岐にわたるため、体系的に重要判例を勉強しようとすると、優先順位がつけにくい。そこで本書は、論点を絞った上で、その中でも重要な判例を解説したものである。

 本書は「労働契約の成立・承継」から「団体交渉をめぐる問題」まで全11章から成る。例えば、労働時間を取り上げた第2章では、労働時間/定額残業制/事業場外労働・裁量労働制/管理監督者という具合に、各章で複数の論点を構え、全部で30の論点から判例を解説している。一つの論点につき必ず複数の判例を紹介することで、論点を「点」ではなく「線」で理解できるよう配慮がなされている点が特徴だ。

 また、労働者・労働組合にインパクトのある判例は労働者側の弁護士が、企業にインパクトのある判例は使用者側の弁護士が執筆している点も、本書の大きな特徴といえる。さらに、各判例には「Another Angle」として、解説執筆者とは逆の立場の弁護士がコメントを記しており、判例の多面的な理解に資する構成となっている。判例を情報源として、その判断の切り口から労働の重要トピックを学ぼうとする人事担当者・労働組合関係者にとって、本書はまさに"渡りに船"の一冊といえよう。

 



実務に効く 労働判例精選 第2版

内容紹介

実務家による、実務家のための、実務に役立つ判例解説集!
実務に効く労働判例精選、待望の第2版。
2014年の前版から掲載判例を一新し、項目の大部分において執筆者の
労使分担を入れ替えた。
雇用関係が多様化する中、労使ともに注目すべき最新の論点を取り入れた、
信頼の一冊。

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