[2016.06.10]

BOOK REVIEW『マネジメントに活かす 歩合給制の実務』

西川幸孝 著
株式会社ビジネスリンク 代表取締役、中小企業診断士、特定社会保険労務士 
A5判/192ページ/定価2400円+税/日本法令 


BOOK REVIEW 
人事パーソンへオススメの新刊




 一般に「歩合給制」とは、労働基準法(27条)においては出来高払制あるいは請負制と表現されており、能率給制、コミッション制、業績給制と呼ばれることもある。本書は、この「歩合給制」をテーマに、その実態や問題点、今後の可能性などを考察し、歩合給制の導入・運用に必要な実務的な知識を網羅した一冊となっている。

 第1章では歩合給制の現状と歴史を概観した上で、法的な側面(第2章)、経営合理性の観点(第3章)、行動分析学の立場(第4章)から、その実態を多角的に検討する。第5章では、歩合給制の基本的な原則や構成パターンなどの実務的な視点から考察を加え、第6章では、導入・運用時の不利益変更に関して、多くの裁判例を踏まえてポイントを整理している。

 最後の第7章では、歩合給制の今後の可能性について言及している。現在、歩合給制は、主として事業場外労働を中心とした営業職種、ドライバー職種、サービス業職種などで導入されているが、今後、人々のワークスタイルが多様化する中で、特にフリーランス的な働き方を受け入れる余地のある企業(業界・職種)では、歩合給制を適用できる可能性が広がるという。かつて、「働くことの動機づけを金銭で買おうとする」など批判的な目で見られもした歩合給制だが、その意義や可能性をあらためて問い直した本書は、既に歩合給制を採用している企業はもちろん、未採用の企業にも、多くの示唆を与えるだろう。

 



マネジメントに活かす 歩合給制の実務

内容紹介 

歩合給制の本質は何か。その実態や法的問題点、今後の可能性を考察し、実務に活かすための要点を解説。

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