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これが上司と部下の生きる道 【中尾ゆうすけ】 [2011.11.16]

ドラフト会議と企業の採用活動、こんな類似点が… ~プロ野球ドラフト会議に見る、伸ばす上司と伸びる部下[前編]


これが上司と部下の生きる道(27)
中尾ゆうすけ(日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー)

注目選手が複数球団からの指名を受け、本命と目されていた球団がくじ引きで涙をのむなど、今年もさまざまなドラマが生まれた、プロ野球ドラフト会議。制度自体には賛否両論の声があるものの、多くの才能あふれる選手たちにとって、プロ野球人生の出発地点となる一大イベントです。
今回は、ドラフト会議をテーマに、プロ野球選手と企業に勤めるビジネスパーソンとの類似点を考えます。(編集部)

■ドラフト会議と、企業の採用活動の類似点

去る10月27日、毎年恒例のプロ野球ドラフト会議が行われた。

今年も注目の選手がいて、特定球団のファンのみならず、全野球ファンにとっても目が離せない日だった。
ドラフト会議とは、各球団が、戦力の強化を狙い、有力選手との交渉権を得るための会議である。
1965年から始まり、毎年メディアでも話題になるので、あらためて説明するまでもないだろう。

このドラフト会議においては、球団は欲しい選手を選ぶことはできるが、有力選手は当然ながら取り合いになる。そして、無情にもくじ引きで命運が分かれる。
つまり、球団は欲しい人材を選ぶことはできるが必ずしも、獲得できるとは限らない。
当然選手も球団を自由に入団できるわけではない。

これはある意味、企業が新卒の学生を採用するときと似ている。企業は就職活動を行う学生を選考するが、内定の段階になれば、「欲しい人材」が固まってくる。そしてスカウトマンである採用担当者は、欲しい人材に対し、自社に来てもらうようにアプローチをする。
しかし当然、学生が「イエス」と言わなければ自社に欲しい人材を招き入れることはできないのである。

■上司は部下を選べず、部下は上司を選べない

一方学生も、自分が就職を希望する会社に必ずしも就職できるわけではない。限られた採用枠を狙う、同じ就活生の中で、他のライバルよりも抜きんでた能力や素質が会社に認められなければならないのだ。
つまり、企業は欲しい人材を選ぶことはできるが、入社するとは必ずしも限らない。当然学生も企業に自由に入社できるわけではない。

職場単位でみても同様に、ほとんどの企業では、上司は部下を選べず、もちろん部下も上司を選べないケースが多い。

■プロスポーツ界の「引退」と、企業における「引退」

また、プロ野球選手に限らず、スポーツ選手にはやがて引退の時期がくる。それは年齢からくる気力の衰退、体力の限界や、期待される活躍ができなくなったなどの理由による。自らの進退を自ら決め、第二の人生へ歩み始める者もいれば、球団から肩をたたかれて引退に追い込まれるケースもある。
もちろん、自らのステップアップのためにメジャーリーグへ挑戦するケースなどもある。

企業にも、ほとんどの場合定年制が採用されていて引退の時期がくる。
また気力・体力、仕事の適応性に疑問を持てば自ら第二の人生を選択し、転職することもあれば、リストラに遭うこともある。
もちろん、ステップアップのための独立もある。

また、プロスポーツ選手というのは徹底した成果主義の世界であり、成績が上がれば年俸は上がるが、下がれば当たり前のように下がる。これは、近年の成果主義人事制度をとる企業と同じ構図だ。

こうしてみると、スポーツの世界もビジネスの世界も共通点は非常に多い。

(次回「ドラフト4位入団の選手を『イチロー』に育てるマネジャーとなるためには」に続く)


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