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プロが語る 成果を上げる社員の条件【社長編】佐藤文男
セコム木村昌平会長編
[2011.10.07]

目標のない人生には、失敗も成功もありません。充実感が得られるはずはありません ~プロが語る 成果を上げる社員の条件【社長編】セコム木村昌平会長(3)


プロが語る 成果を上げる社員の条件【社長編(1)】-セコム木村昌平会長に聞く(3/3)

木村昌平さん

(セコム株式会社 取締役会長)


インタビュアー:佐藤文男(佐藤人材・サーチ株式会社 代表取締役)
文:千葉はるか(パンクロ)

最終回は、木村昌平さんからビジネスパーソンに向けたメッセージをお届けします。木村さんは、成果を出すためには毎日を漫然と過ごすのではなく、目標を持つこと、「毎日立志」の重要性を説きます。目標を鮮明に思い描けるようになれば、間違いなく、行動が変わるとのことです。あなたは、1年後の自分はどうなっていたいのか、半年後は、そして今日はどうしたいのかをイメージできていますか?

●若い頃にはたくさんの失敗を経験されてきたと思いますが、どのように乗り越えてこられたのでしょうか。

具体的な失敗はたくさんありますよ。でも、失敗はたいした問題ではありません。それよりも私にとって問題だったのは、30代が終わる頃、「人生が充実していない」と感じていたことでした。当時の私はものすごい量の仕事をしていて、会社を出るのは夜中の3時、睡眠は3時間以下というような生活でした。一生懸命、働いていたんです。でも、何をやってもうまくいっている気がしなくて、成果もあまり上がっていませんでした。

木村昌平さん(セコム株式会社 取締役会長)

そんな頃、あるセールスマンから「あなたに成功を売ります」という営業を受けたんです。私はまず、「成功を売っているというけれど、あなたはどうなんですか?」と聞きました。こう聞けば相手がぎゃふんと言うだろうと思って、断り文句のつもりだったんです。ところが、そのセールスマンが即座に「私は大成功しています」と言うので、二の句が継げなくなって、話を聞く羽目になりました。彼は巨大なカレンダーを持ってきたのですが、そこには彼自身の人生計画がびっしりと書き込まれていました。そして彼は、「成功とは、自分にとって価値のある目標を、段階を追って達成し続けるプロセスです。この計画が、私が大成功している証拠です」と言いました。

その時、私は、自分が何をしたいのかが見えなくなっていたことに気付きました。1年後の自分はどうなっていたいのか、半年後は、今日はどうしたいのか? どの問いにも答えられませんでした。目標のない人生には、失敗も成功もありません。充実感が得られるはずはありませんし、そんな状態で素晴らしい成果が出せるはずもなかったんです。そのまま年を重ねれば、気付いた時には「自分の人生は何だったんだろう」と思うことになるでしょう。

一生懸命に働くことと、明確な目標を持つことはまったく別の話。充実感を得たり成果を出したりするには、目標を持つことが必要なのです。

木村昌平さんと佐藤文男さん(佐藤人材・サーチ株式会社 代表取締役)

●最後に、若手ビジネスパーソンへのアドバイスをお願いします。

私がいつも言っているのは、「自分の目標を決めなさい」ということです。目標を決めるというのは、大変なことなんですよ。もし、目標を鮮明に思い描くことができれば、それは100%実現できると言ってもいいほどです。もちろん、ここで言う目標というのは、単なる夢や願望のことではありません。毎日突き詰めて考え、達成のプロセスまで克明に思い描かなくてはなりません。

「やりたいことが見つからない」という人もいると思いますが、目標を決めるための第一歩は「毎日立志」です。日々の目標を立てることから始め、それを繰り返していくうちに、ぼんやりとでも目標が浮かんでくるものです。「何が何でも達成したい」と思える目標を見つけてください。もし「社長になりたい」「40歳で社長になろう」と思ったら、「少なくとも10年後にはどうなっていなければならないか」「5年後はどうか」「今月はどうか」「今週はどうか」と考えていくことで、日々実践すべき目標が見えてきます。ここでまた、「毎日立志」に戻るわけですね。こうやって1年後くらいの目標を鮮明に思い描けるようになれば、間違いなく、行動が変わるはずですよ。

Profile 木村昌平さん(セコム株式会社 取締役会長)
1943年生まれ、北海道出身。1967年に同志社大学文学部を卒業し、日本警備保障(現セコム)に入社。翌年、日本警備保障三重に出向し総括部長。1972年に企画管理課長、1975年電算部長、1978年企画室長、1982年人事部長、1985年取締役、1988年常務取締役、1995年専務取締役などを経て、2002年に代表取締役社長に就任。2005年4月より現職。

profile 佐藤文男(佐藤人材・サーチ株式会社 代表取締役)
一橋大学法学部を卒業後、総合商社、外資系証券会社、メーカーといった異業種においてキャリアを積み1997年に人材サーチ(ヘッドハンティング)ビジネスへ。2003年に佐藤人材・サーチを設立。
著書は共著1冊を含め転職に関する本を12冊出版。 主な著書に『40歳からの転職術」(日経BP社)、『ヘッドハンティング・バイブル』『転職後、いい仕事ができる人の条件』(共に経済界刊)。今年3月に『転職のバイブル2012年版』を経済界より出版。
佐藤人材・サーチ ホームページ: http://www.sato-jinzai.com/


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