人事・労務の課題解決サポートサービス

No.118

2018.07.27

Sounds Good!
3

高プロを目の敵にしながらスタッフ管理職には無関心な人々




濱口 桂一郎

独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)
労働政策研究所長

 去る6月29日に、ようやく働き方改革関連法が成立に至りました。しかしその国会審議では、これまで青天井だった時間外労働に(少なくとも成人男性には)初めて上限規制が設けられるという画期的な規定をめぐる議論は脇に追いやられ、「脱時間給」を目指して労働時間規制をすべて外す高度プロフェッショナル制度に議論が集中しました。
 そして、その議論には奇妙なねじれがいくつもありました。そもそも、今から100年前に制定されたILO第1号条約すら批准できないくらい、時間外労働に対する規制が弱い現代日本の労働時間規制を、あたかもそれによって長時間労働が確実に規制されており、それゆえ過労死の心配などかけらもないものであるかのように描き出し、高度プロフェッショナル制度はその厳格な規制を解除するものであるから、それが成立してしまったら過労死が続出する、というまことにズレ切った議論が展開されたのです。
 もし本当にそうであるなら、...

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