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濱口桂一郎 - 病気の治療と仕事の両立





濱口 桂一郎

独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)
労働政策研究所長

 ワーク・ライフ・バランスといえば、これまでは子どもや老親のケア(育児と介護)と仕事の両立が中心課題でしたが、近年になって労働者自身のケア(病気の治療)と仕事の両立が大きな政策課題として取り上げられるようになりました。とりわけ、2017年3月の「働き方改革実行計画」において、「病気の治療と仕事の両立」が大項目の一つに挙げられ、翌2018年6月に成立した働き方改革推進法の中で雇用対策法が衣替えした労働施策総合推進法において、国の施策としてわざわざ一項目立てて、疾病等の「治療を受ける者の職業の安定を図るため、雇用の継続、離職を余儀なくされる労働者の円滑な再就職の促進その他の治療の状況に応じた就業を促進するために必要な施策を充実すること」が盛り込まれたことで、その位置づけは一気に上昇しました。
 とはいえ、現時点では病気休職制度の義務づけといったハードロー(法的拘束力を持つ規範による規制)政策は考えられておらず、会社...

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