講座概要
人事制度の設計や労務トラブルの対応では、自社の人事制度や各種規定の位置づけといった「社内の問題」と、法律・判例の関係性を的確に整理した上で、順序立てて検討していくことが必要です。
このような整理は、文章や口頭で説明するよりも、一目見て全体が把握できたり、手順を追って理解できたりするビジュアルな図表やチャートを利用することが有益です。
本講座では、講師が執筆した書籍『人事・労務の基本と実務』に掲載された100を超える図解を基に、実務的な視点からトラブル対応や制度の設計・変更の手順をわかりやすく解説します。実務に直結した実践的なケースを取り上げ、いざ対応を迫られた時に、何から、どんな手順で、どんな点に留意して、どのように進めていけばよいのかが、図解を通して理解できます。
3回シリーズで人事・労務の基本と実務がしっかりと身につきます。ぜひご参加ください。
※本講座ご参加の皆様には講師執筆書籍『[図解]人事・労務の基本と実務』(労務行政)を進呈します。
≪詳しくはこちらをクリックのうえリーフレットをご参照ください≫
※昼食はお弁当をご用意しています(来場受講のみ)
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
①人事制度の設計や労務トラブルにおける対応のポイントを整理
②人事制度や社内規則をまたいだ検討で重要となる『検討手順』を横断的・網羅的に解説
③現場への確認依頼や経営陣への報告をスムーズに行うための図表の作成方法を伝授
講座内容
新企画! 高仲弁護士と学ぶ
『人事・労務の基本と実務』【全3回】
~人事労務の内容を順序立てて全体像で捉える新しいアプローチを身につける~
<主な内容>
第1回:『人事に関する制度設計・運用をめぐる問題』
2022年7月27日(水)10:00~16:00
①就業規則の不利益変更と個別同意・経過措置の活用方法
②採用・配転から解雇・退職までの手順と留意事項
③メンタルヘルス不調者への受診命令・私傷病休職から労災申請の対応方法
④問題社員・非違行為別の懲戒処分対応
・注意書や懲戒処分通知書から逆算した調査
・懲戒処分前に関係部署で共有すべき事項
⑤就業規則・人事労務文書の作成方法や場面ごとの留意点
第2回:『労働時間・休日・残業代をめぐる問題』
2022年8月26日(金)10:00~16:00
①複雑な労働時間制度で即時にリスクを洗い出す方法
②残業代裁判における必須資料(計算方法・参照資料・陥りがちなミス)
③残業代トラブルで重要な初期対応
・どの範囲の資料開示をするか?
・計算ミスや証拠不足はどのタイミングで是正するか?
④在宅勤務で見直しを検討すべき施策
・管理監督者 ・定額残業制度 ・コアタイムなしのフレックスタイム制
⑤振替休日・代休、休憩時間をめぐる落とし穴
第3回:『非正規社員・ハラスメントをめぐる問題』
2022年9月21日(水)10:00~16:00
①同一労働同一賃金 ~手当・休暇の見直し方法~
②雇止め・無期転換制度・正社員登用制度
③定年後再雇用・70歳までの雇用継続を見据えた制度設計
④ハラスメント対応のポイント
・相談窓口の制度設計 ・調査方法(匿名・子会社)
・報告書作成やフィードバック時の注意点
⑤人事労務における最新情報・今後の重要テーマ
※本講座は、全3回一括のお申し込みとなります。
講師プロフィール

中山・男澤法律事務所 パートナー 弁護士
高仲 幸雄 氏
中山・男澤法律事務所 パートナー 弁護士
高仲 幸雄 氏
【略歴・著書】
早稲田大学法学部卒業。平成15年弁護士登録、中山慈夫法律事務所(現中山・男澤法律事務所)に入所。国士舘大学21世紀アジア学部非常勤講師。主な著書に『実務家のための労働判例読みこなし術』(労務行政)、『優秀な社員を確保できる人事労務制度使いこなしマニュアル』(中央経済社)、『Q&A解雇・退職トラブル対応の実務と書式』(新日本法規/共著)ほか多数