講座概要
近時、不適切投稿(いわゆる「バイトテロ」)や誹謗中傷、公序良俗に反する発言など、従業員や役員によってSNSや社外における「不適切な言動」によるトラブルが多く発生しています。インターネットやSNSの普及に伴い「不適切な言動」が拡散されるスピードは速く、ネガティブな意見は増幅・強化され、結果として企業に致命的なダメージを与えかねません。対応を誤れば、経営を揺るがすほどの被害・影響を被るだけに、トラブルに対応する担当者の果たすべき役割は重大です。そこで、SNSや社外での「不適切な言動」トラブルについての予防策と対応策を、労務管理におけるリスクマネジメントの観点から徹底的に解説します。
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
①SNSや社外における「不適切な言動」の近時のトラブルの実例を整理できます
②「不適切な言動」をめぐるトラブルの予防策と発生した場合の対応策を学べます
③「不適切な言動」に対して人事労務担当者が果たすべき役割がわかります
講座内容
労務管理におけるリスクマネジメント! 人事・労務担当者なら必ず知っておくべき実務知識
『SNSをめぐる労務トラブルの実務対応』【半日】
~企業が直面する「不適切な言動」をめぐるトラブルの予防策・対応策を徹底解説~
<主な内容>
Ⅰ 「不適切な言動」のリスクは?
SNSや社外での自社従業員らによる「不適切な言動」のリスクなどについて、企業の労務管理の観点を踏まえて解説します。
Ⅱ SNSにおける「不適切な言動」のトラブル
近時のSNSにおける「不適切な言動」のトラブル(企業秘密の漏洩、不適切投稿など)を、実際に発生した事件に触れながら説明します。
Ⅲ 社外における「不適切な言動」のトラブル
近時の社外における「不適切な言動」のトラブル事例を、「炎上」や「拡散」のプロセスに触れながら解説します。
Ⅳ 「不適切な言動」をめぐるトラブルの予防策
社内規程の整備、社員研修、チェック体制の構築などの「不適切な言動」トラブルを予防する方法を詳しく解説します。
Ⅴ 「不適切な言動」をめぐるトラブル発生時の対応策
実際に「不適切な言動」によってトラブルが発生してしまった場合の事後的な対応策について、具体的な手法や従業員に対する懲戒処分の手法なども含めて詳しく解説します。
Ⅵ 労務管理の方法(心構え、規程例等)
「不適切な言動」をめぐるトラブルに対する担当者の心構え、実際の労務管理の際に活用できる規程例(ガイドライン等)や書式例を紹介します。
講師プロフィール

早川・村木 経営法律事務所 パートナー弁護士
村木 高志 氏
早川・村木 経営法律事務所 パートナー弁護士
村木 高志 氏
【略歴・著書】
早稲田大学法学部卒業後、2005年弁護士登録(東京弁護士会)、ロア・ユナイテッド法律事務所入所、2013年同事務所パートナー弁護士を経て、2021年1月から現職。
主な著書に『2020年版 年間労働判例命令要旨集』(労務行政、重要事件解説担当)、『実務Q&Aシリーズ 募集・採用・内定・入社・試用期間』(労務行政/共著)のほか『労政時報』など定期刊行誌への寄稿多数。