講座概要
会社と従業員との間の雇用契約の締結、展開(異動等)、終了という各段階において、さまざまなトラブルが起こり得ますが、その対応方法(特に初動対応)を誤ると、無用な混乱や対立が発生し、その内容・状況によっては経営リスクにもなりかねません。そこで、どこの会社でも起こり得る具体的なトラブル事例を取り上げ、人事労務専門の経営側弁護士が裁判例・行政解釈等を踏まえた上で実務対応・解決方法を詳説します。
※昼食はお弁当をご用意しています(来場受講のみ)
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
①具体的な事例を人事労務専門の弁護士が裁判例等を踏まえて実務対応を詳説
②どこの会社でも起こり得る共通性の高い、汎用的なトラブルをピックアップ
③有期・無期の不合理性判断等の最新議論を踏まえた内容を紹介
講座内容
最近の人事労務トラブルへの実務対応・解決方法と具体例を詳説
『最新!人事労務の事例Q&A厳選40』
~採用から退職まで、正規・非正規間の問題等に幅広く対応~
<主な内容>
Ⅰ 募集・採用を巡る事例Q&A
1.採用面接で病歴等について質問できるか
2.採用面接で虚偽の回答があったときの対応は
3.内定取消・本採用拒否は自由にできるのか
Ⅱ 異動を巡る事例Q&A
1.いかなる場合に転勤を命じることができるか。また応じなかった場合の対応は
2.管理職としての適格性がないときに解任できるか
3.住居の範囲を特定できないのか
Ⅲ 労働時間を巡る事例Q&A
1.そもそも「労働時間」とは何か
2.リモートワークでの労働時間管理の注意点は
3.残業時間のコントロール方法は
Ⅳ 休職を巡る事例Q&A
1.どのような状況が続けば休職させることができるか
2.復職させるかどうかの判断のポイントは
3.欠勤・休職に関する規定の注意点は
Ⅴ 雇用契約解消に関する事例Q&A
1.能力不足や勤務態度等に問題のある従業員を解雇できるか
2.「ジョブ型」雇用とすれば解雇は容易になるのか
3.経営状況が厳しい時に従業員を解雇できるか
Ⅵ 有期契約労働者に関する事例Q&A
1.いかなる場合に雇止めができるか
2.更新上限を付けることができるのか
3.正社員との労働条件の相違に関する「不合理性」とは
講師プロフィール

石嵜・山中総合法律事務所 代表弁護士
江畠 健彦 氏
石嵜・山中総合法律事務所 代表弁護士
江畠 健彦 氏
【略歴・著書】
平成15年11月司法試験合格、平成17年10月 弁護士登録、石嵜信憲法律事務所(現 石嵜・山中総合法律事務所)入所。企業の労務相談、訴訟等、労働問題全般を手がける。各種セミナーの講師としても活動。主な著書に、『労働時間規制の法律実務』(中央経済社/共著)、『個別労使紛争解決の法律実務』(中央経済社/共著)、『Q&A 人事労務規程変更マニュアル』(新日本法規出版/共著)、「短期派遣禁止に伴う法的留意点と実務ポイント」(『ビジネスガイド』2012年7月号)ほか多数。