講座概要
「困った部下」が注目されるようになって久しいですが、最近では「成果が上がらない人=困った部下」と単純には言えなくなってきました。成果は上げているものの自己主張が強すぎて周囲とうまくいかないケースや、人は悪くないけれど何かにつけ空回りしてしまうケース、言われたことをこなすだけで主体性がなく受け身なケース等に現場は頭を抱えています。さらに厄介なのは若手よりもベテランの「困った部下」かもしれません。本講座では、こうした「困った部下」に対し、育成を諦めたり、締め出したりという方法を選択するのではなく、現場マネジメントで解決を試みる方法を具体的に探ります。
※本講義は、Zoomを利用してWebで配信いたします。
Zoomミーティングセミナーは、講師および参加者全員が画面を共有する講座です。
ビデオはONオーディオはご自身でON/OFFして参加いただきます。
ご参加いただく際は、ご自身で設定の切り替えをお願いいたします。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/zoom
【本講座のポイント】
①多様性の時代だからこそ、より求められる部下育成のスキルが学べます
②通常の「部下育成」では対応できない事例に向き合えます
③現場の管理職の方も人事部門の方も一緒に参加できます
講座内容
【ZOOM開催】
対応に苦慮する社員でも諦めない! 育成・活用の可能性と方法
『困った部下のタイプ別育成術』
~現場が「困った人」に振り回されないために、人事ができること~
<主な内容>
Ⅰ 「育てる」上司の力 VS 「育つ」部下の力
1.部下育成のゴールはどこにあるのか
2.「育つ部下」と「育ちにくい部下」の違い
3.部下育成の「うまい上司」と「そうでない上司」の違い
Ⅱ 今、現場が「手をやく」社員とはこのタイプ
1.仕事面で「困った」社員の特徴/仕事に対する想像力の欠如
2.人間関係で「困った」社員の特徴/人に対する想像力の欠如
①他責的な排除パターン ②自責的な逃避パターン
3.人は「誰でも成長する(=変化する)」可能性があるのか
Ⅲ 「困った」社員育成の大前提
1.人事としての選択肢/活用か、放置か、退場か
2.そもそも人をどのように把握すればいいのか― 多層的な理解を
3.「困った」社員対応の原理原則
Ⅳ 「困った」社員、タイプ別の育成アプローチ
1.いわゆる、標準的な育成アプローチ
2.仕事面で「困った」社員の育成のポイント
3.人間関係で「困った」他責的社員の育成のポイント
4.人間関係で「困った」自責的社員の育成のポイント
5.どんなタイプでも対応できるマネジメントとは
Ⅴ 社員と組織の未来を諦めない人事たれ
1.メンタルヘルス、大人の発達障害等への対応
2.強い組織のつくり方
3.あなたの育成度チェック
講師プロフィール

㈱オフィスあん 代表取締役 社会保険労務士 人事コンサルタント
松下 直子 氏
㈱オフィスあん 代表取締役 社会保険労務士 人事コンサルタント
松下 直子 氏
神戸大学卒業後、江崎グリコ㈱に入社。新規開拓営業職、広報報道職、人事労務職を歴任し独立。現在は、顧問先の人事労務管理指導のほか、人事の学校(人事のまなび場【庵】)の主催や人事パーソン交流の場づくり、人事情報の発信など、幅広く人事の人材育成に意欲的に取り組んでいる。主な著書に『困った部下のタイプ別育成術 できる上司のアプローチ50』(労務行政)、『OJTで面白いほど自分で考えて動く部下が育つ本』(あさ出版)、『採用面接で「採ってはいけない人」の見きわめ方』(同文舘出版)、『実践社員教育推進マニュアル』『人事・総務マネジメント法律必携』(PHP研究所)ほか