講座概要
タイでは、労働裁判所の存在を前提に、従業員による企業に対する訴訟提起のハードルが極めて低く、また労働条件の不利益変更や解雇に関して厳格な規制が採用されているため、タイに進出する多くの日本企業にとってタイの労働法制を理解することは不可欠といえます。
本講座では、タイの労働法制の基本について解説するとともに、2019年5月の労働保護法改正の内容及び新型コロナウイルスの影響を踏まえた労務管理上のポイントについて言及します。
本講義は、Zoom(ウェビナー)を利用して配信いたします。
ご参加に伴い下記URLをご確認ください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/zoom
【本講座のポイント】
①タイの労働法制の基本を理解する
②タイの労働法制・労務管理について日本との相違点を確認する
③タイにおける労務管理に関する実務上の問題を理解する
講座内容
《ZOOM開催》
グローバル労働法セミナー【第2講座】
タイ進出企業が知るべきタイの労働法制の基本と最新実務
『タイの労働法制と労務管理のポイント』【半日】
~日本との比較の視点を踏まえて~
<主な内容>
I. タイの労働法制の基本
1.労働時間・休暇
2.賃金
3.人事・懲戒処分
4.雇用契約の終了
5.労働者団体、労使紛争
6.外国人就労規制
7.組織再編
Ⅱ. 労務管理に関する実務上の問題
1.COVID-19への対応
2.その他労務管理に関する実務上の問題
講師プロフィール

森・濱田松本法律事務所 弁護士
岩澤 祐輔 氏
森・濱田松本法律事務所 弁護士
岩澤 祐輔 氏
【略歴】
2013年東京大学法学部卒業。2019年よりChandler MHM Limtied(森・濱田松本法律事務所バンコクオフィス)所属。日本企業のタイその他東南アジア諸国への進出や現地子会社における労務問題の解決支援に従事。主な著書として、『アジア新興国のM&A法制〔第3版〕』(商事法務)、『企業訴訟実務問題シリーズ 過重労働・ハラスメント訴訟』 (中央経済社)ほか多数。