講座概要
近年、日本企業は積極的に賃上げを行う姿勢を見せており、そうした動きが活発化しています。一見、賃上げの実現は好ましいように思えますが、実は企業にとって賃上げは必ずしも好ましい影響を与えるとは限らないのです。実際、賃上げをした結果、従業員の不満・反感が噴出し、モチベーションの低下や退職者の増加を招いたというケースは非常に増えています。賃上げによって年収が上がるのに、なぜ従業員の不満・反感を招いてしまうのでしょうか。そこで本講座では、効果的に賃上げを行い、真の意味で優秀人材を惹きつけ、動機づけることに成功するための方法を実例を用いながら、設計の具体的なテクニックを詳細に解説します。
本講義は、Zoom(ウェビナー)を利用してWebで配信いたします。
ご参加に伴い下記URLをご確認ください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/zoom
【本講座のポイント】
①経験豊富な専門家から設計方法の具体的な解説が聞けて、質問もできます
②賃上げの手法だけでなく、人材を惹きつける(採用・リテンション)方法を学べます
③実際の賃上げ設計データを使うことで、実例を体感でき、明日から設計に着手できます
講座内容
Ⅰ 人材獲得競争の動向
1.昨今の日本の人材マーケットの状況
2.年収水準は人材獲得において重要か
3.変化している働き手の価値観
Ⅱ 人を惹きつける企業となるには
1.自社で働くことの価値を丁寧に訴求する
2.働くことで得られる将来の可能性を示す
3.魅力的な報酬をきちんと提示する
Ⅲ 賃上げ失敗例
1.過去の昇給が、1回の賃上げでご破算!?
2.活躍していない社員の年収が増えすぎ!?
3.1度の賃上げのはずが、毎年必要となり人件費が高騰?
Ⅳ 賃上げの対象の特徴と考え方
1.具体的に変更する報酬項目一覧
2.年収を増額するための人事運用方法設計(昇格スピード等)
3.賃上げ後の新制度への実在者の移行方法
Ⅴ 手法別に見る 賃上げの設計方法
1.誰を対象に賃上げするかの見極め
2.会社として目指す昇格モデルパターンの見極め
3.他社比較、総額人件費、生涯年収の観点からのチェック
Ⅵ 体感型ケーススタディ
※仮想企業を使って、実際の賃上げの検討方法を詳しく解説します(参加者にも体感いただきます)
講師プロフィール

株式会社人的資本イノベーション研究所 代表取締役 岡本 努 氏、 株式会社目利き腕利き 代表取締役社長 北島 亜津子 氏
株式会社人的資本イノベーション研究所 代表取締役 岡本 努 氏、 株式会社目利き腕利き 代表取締役社長 北島 亜津子 氏
株式会社人的資本イノベーション研究所 代表取締役 岡本 努 氏
【略歴・著書】
同志社大学経済学部卒業、神戸大学大学院経済学修士。元デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 Human Capital部門共同責任者。
25年間、一貫して組織・人事にフォーカスした経営コンサルティングを提供。最近では、人的資本経営、人的資本イノベーションなどに注力。共著として『要員・人件費の戦略的マネジメント』『“未来型”要員・人件費マネジメントのデザイン』『人的資本経営ストラテジー』(いずれも労務行政)がある。
株式会社目利き腕利き 代表取締役社長 北島 亜津子 氏
【略歴・著書】
積水ハウス株式会社、パソナグループにて営業・新規事業企画リーダーを経験後、監査法人トーマツ、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社にてマネジャーとして組織人事領域のプロジェクトを多数経験。 その後、株式会社サンリオの人事部長を経て、株式会社目利き腕利きを設立。
事業会社での経験を活かし、人的資本経営の強化に向けた組織人事領域の戦略策定から課題解決の伴走に強みを持つ。