講座概要
企業の持続的成長を実現するためには、多様な人材が能力を発揮できる職場環境の整備が不可欠です。近年では、人材の多様性に関する開示の義務化が進み、各企業において現状の「見える化」が進むとともに継続的な改善が強く求められています。
本講座では、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の中でも「ジェンダーギャップ解消」に焦点を当て、企業における開示状況や要因分析の具体的手法、ならびに課題解決に向けた施策や先進事例を紹介します。また、D&Iとエクイティ(公平性)やエンゲージメント(会社に対する貢献意識)、ビロンギング(帰属意識)との関連性についても解説します。
※グループワークの運営に支障をきたしますので講義中の入退室はお控えください。
本講義は、Zoom(ミーティング)を利用してWebで配信いたします。
Zoomミーティングセミナーは、講師および参加者全員が画面を共有する講座です。
ビデオとオーディオをご自身でON/OFFに設定して参加します。
ご参加に伴い下記URLをご確認ください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/zoom
【本講座のポイント】
①人的資本経営におけるD&I推進の重要性の理解が深まります
②ジェンダーギャップ解消に向けた要因分析の具体的手法が学べます
③事前質問を受け付け、受講者の直面している課題に講師が答えます
講座内容
Ⅰ 人的資本経営における多様性の重要性
1.人材の多様性に関する情報開示に取り組む意義
2.開示義務化の流れ(関連法の改正)
3.企業の開示状況(男女の賃金差異、女性管理職比率等)
Ⅱ ジェンダーギャップの要因・課題分析
1.女性活躍推進の「構造図」を活用した実態把握のポイント
2.社員アンケート調査やヒアリングのポイント
3.賃金ギャップを生み出す課題の特定
Ⅲ 自社における課題の検討
※ジェンダーギャップ解消に向けた自社の課題を多角的な視点から確認します。
1.個人ワーク
2.グループワークと共有
Ⅳ 組織変革に向けた施策・事例紹介
1.ジェンダーギャップ解消に向けた施策体系
2.事例:職域拡大、管理職候補層の形成、短時間勤務の運用、男性育休・サポート社員の評価等
Ⅴ 自社における実践方法についての検討
※自社のジェンダーギャップ解消に向けた施策について検討します。
1.個人ワーク
2.グループワークと共有
3.本日のまとめ
講師プロフィール

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 コンサルティング事業本部 新井みち子氏 / 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 政策研究事業本部 尾島有美氏
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 コンサルティング事業本部 新井みち子氏 / 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 政策研究事業本部 尾島有美氏
新井みち子氏
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 コンサルティング事業本部 組織人事ビジネスユニット
HR第2部 女性活躍推進・ダイバーシティマネジメント戦略室兼務 シニアマネージャー
【略歴】
大学卒業後、システム会社にて人事・経理などに従事した後、内閣府の「世界青年の船」事業に参加。世界13カ国・約300人の青年と約50日間、船上で国際交流をしながら共同生活を送る。帰国後MBAを取得し、2005年より現職。
多くの企業を対象に人事戦略構築、人事制度改革等の支援コンサルティングを行う。企業における女性活躍推進、ダイバーシティ推進や働き方改革などのテーマにも注力している。
尾島有美氏
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 政策研究事業本部 社会政策部
女性活躍推進・ダイバーシティマネジメント戦略室兼務 上席主任研究員
【略歴】
大学卒業後、UFJ総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に入社。2012年から2014年まで内閣府男女共同参画局調査分析専門官として、官公庁にて施策立案に携わる。復職後、女性活躍、ダイバーシティ推進、働き方改革等の調査研究に加え、同テーマに関する企業への支援コンサルティングを行う。2019年より亜細亜大学非常勤講師として大学生にライフプランニング教育を行っている。