講座概要
出生数が過去最低になる中、少子高齢化と人口減少により労働力人口が減少し、人手不足対応、人材育成・人材確保が喫緊の課題となっています。2070年には日本の人口は8700万人、そのうち約10%が外国人になると想定されています。今後、ますます、外国人労働者はなくてはならない人材となっていきます。このような状況の下、今後、外国人の雇用を検討する企業もあるでしょう、また、既に雇用している企業でも対応を確認したいというケースもあると思います。
本講座では、外国人を雇用する企業の人事労務担当者が必ず知っておくべき事項、確認しておきたい対応など、募集・採用から退職までを整理して解説するとともに、外国人を雇用する企業が陥りがちなミスとトラブル防止施策を紹介し、より良い協働環境を作るために考えるべきこと・すべきこと についても解説します。外国人を雇用し始めた企業、これから雇用しようとする企業の担当者に是非知っていただきたい事項をまとめました。新任の担当者の方をはじめ、実務や基礎知識を再確認したい方にも理解と知識を深めて頂ける大変良い機会です。是非ご参加下さい。
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
➀外国人雇用に関する法改正等をわかりやすく解説! 参考資料も満載で役に立ちます
②募集・採用から退職まで人事労務が知っておくべき事項を一気に整理できます
③外国人労働者との協働環境を整備するための気づきや施策を理解できます
講座内容
Ⅰ 在留資格の基礎知識及び昨今の改正や動き
在留外国人や外国人労働者、在留資格の動向/外国人材の受入れ体制の見直しの動き/在留資格の基礎知識(在留資格の種類と特徴・不法滞在・不法就労など)
/育成就労制度の創設・技能実習廃止に伴う外国人受け入れの見直し・入管法及び育成就労法の改正/その他最近の動き など
Ⅱ 募集・採用
公正な募集・採用~差別の禁止~/募集・雇用・在留資格の確認時の留意事項 など
(公正な募集・採用をするための留意点・在留資格の種類・確認・在留カードの提示を求めるタイミング・労働条件の明示・その他募集・採用時に企業がすべき
こと・してはならないこと など)
Ⅲ 雇用時
外国人雇用状況の届け出/社会保険(厚生年金・健康保険・雇用保険・労災保険)の扱いと留意点/社会保障協定/税金の扱い/マイナンバー(マイナンバーカード)
の扱い/外国人に対する労働関係法令(労働基準法・労働安全衛生法など)の扱い/賃金のデジタル払いの検討 など
Ⅳ 採用から退職まで
トラブルが生じないように、外国人社員に説明しておくこと(ポイント) (労基法関連/労働安全衛生法/労災保険関連/ハラスメント/退職金 など)
Ⅴ 退職時~脱退一時金を知る~
脱退一時金制度の概要と説明すべき事項・請求時の注意事項・手続きなど
★年金法改正による脱退一時金の見直し
Ⅵ 指針を知っておく
指針の確認/指針からみた企業がすべきこと・注意すべきこと
Ⅶ より良い協働環境を作るために企業が考えるべきこと・すべきこと
より良い協働環境の整備のために企業が気づくべきこと・すべきこと/実際に外国人を雇用する企業での課題 など
(異文化の理解・言葉のニュアンスから生じるミスコミュニケーションの事例・コミュニケーションへの配慮・文化(文化・慣習、宗教など)の違いや
理解不足から生じるトラブル事例と対応。指示や情報の正しい伝え方・やさしい日本語への置き換え・日本人が何気なく使っているあいまい表現の特性を知るなど)
Ⅷ 外国人を雇用するときに役立つ情報提供
事業主支援(外国人雇用管理アドバイザーの活用/人材確保等支援助成金(外国人労働者就労環境整備コース)の紹介/外国人労働者の人事・労務に役立つ支援
ツール/外国人在留総合インフォメーションセンター等やFRESC
逐次、その他役立つ情報のご提供を予定しています
★社会情勢に合わせてプログラム予定を変更する場合があります
講師プロフィール

社会保険労務士法人YWOO 代表 特定社会保険労務士
渡辺 葉子 氏
社会保険労務士法人YWOO 代表 特定社会保険労務士
渡辺 葉子 氏
【略歴】
特定社会保険労務士。日本年金学会正会員。上級個人情報保護士。マイナンバー管理士。年金アドバイザー・FP・DC資格保有。損保業界に5年(損保特級代理店資格試験合格/生保上級資格試験合格)、派遣業界に15年勤務の後、2006年6月に起業独立。企業の人事労務コンサルティング、バックオフィスアウトソース受託、執筆、企業研修・社会人・実務担当者向けセミナー・公的機関研修講師など多彩に活躍