講座概要
人的資本経営の情報開示元年から3年目に当たる2025年、本格的な開示が始まっています。そこで上場企業約4000社における2025年の有価証券報告書の人的資本情報の開示状況を、ChatGPTを用いて全件チェックしました。本講座では、開示内容が充実している企業(実際には20%弱の企業が該当)の好事例を見ていただき、単なる施策や指標の羅列にとどまらず、経営の意思が伝わるストーリー構築のポイントを学んでいただき、次年度の開示準備に繋げていただきます。
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【講座終了時間につきまして】
講座終了時間<質問対応を除きます>は、15時30分の予定です。15時30以降は質疑応答を行い、質問対応が終了次第、講座終了とさせていただきます。
予めご了承ください。
【本講座のポイント】
①2025年の有価証券報告書の人的資本情報開示の状況を整理できます
②開示情報が充実している企業、未充実の企業の差異を学べます
③次年度に向けて、どのような開示準備が必要かを確認し、準備できます
講座内容
Ⅰ 人的資本開示充実度ランキング
1.上場企業4000社の人的資本開示状況
2.業界別の人的資本開示ランキング
3.ChatGPTは何を見て高い評価をしたのか
Ⅱ 開示の特徴・傾向、書き方のヒント
1.統合報告書でよく見るあいまいな記述内容とは?
2.人的資本開示でお勧めのページ数と文字数
3.必ず盛り込むべき図表のイメージ
Ⅲ 戦略との連動に必要な人事中計
1.経営・事業戦略と、いかに連動していないか
2.連動させることの難しさはどこから?
3.戦略連動のためには人事中計が必要
4.人事中計のエッセンス
Ⅳ ストーリー事例とChatGPTの活かし方
1.真似したいストーリー事例と構築のポイント
2.ChatGPTで有価証券報告書のレビューをしてみる
3.人事中計をChatGPTで書くコツ
Ⅴ KPI設定とモニタリング
1.必ずおさえるべき人事の10指標
2.KPIツリーとKPI目標値の作り方
3.リスクシナリオ反映法
Ⅵ 次年度の開示に備えて必要なこと
1.ストーリーに人事KPIをどう盛り込むか
2.真に迫力・訴求力のある人事目標を語るためには
3.開示する人事KPIをどう選ぶか
講師プロフィール

株式会社人的資本イノベーション研究所 代表取締役
岡本 努 氏
株式会社人的資本イノベーション研究所 代表取締役
岡本 努 氏
【略歴】
同志社大学経済学部卒業、神戸大学大学院国際協力研究科経済学修士。デロイトトーマツコンサルティング合同会社における25年間のコンサルタントとしての経験を経て、2024年4月、人的資本イノベーション研究所を設立。人事中期計画策定、要員・人件費・人的生産性マネジメント、企業変革マネジメントなどに注力。
共著として「要員・人件費の戦略的マネジメント ~7つのストーリーから読み解く」(労務行政、2013年)「“未来型”要員・人件費マネジメントのデザイン」(労務行政、2019年)「人的資本経営ストラテジー」(労務行政、2023年)がある。