講座概要
世の中に人事労務管理に関するセミナーはたくさんありますが、参加者自らがグループワークによって、解決するのに判断に困るケースや悩ましい事例を題材にして具体的に検討するケースは多くありません。そもそもの問題点は何か、調査しておくべき事実は何か、就業規則にはどのように定めてあるか、裁判所はどのような判断を下しそうか等々、それぞれのケースの分析の視点や考え方を参加した皆さんで相談・検討することで、同じような悩みを共有したり、他の人の考え方を聞いたりして、新しい気づきが得られます。もちろん、人事労務管理に長く携わっているベテランの方も新任の方も、それぞれの経験談や検討の中からヒントが得られますので、奮ってご参加ください。弁護士が要所要所で議論に参加し、最終的には問題解決に向けた法律、裁判例、実務対応を丁寧に解説しますので、ご安心ください。
※昼食はお弁当をご用意しています
【本講座のポイント】
①実務でしばしば問題となる事例を一方的な講義ではなくグループワークにより具体策を検討できます
②グループごとに討論することで、労務管理に関する悩みや問題を共有し、課題を整理できます
③労務管理に詳しい弁護士がグループワークの結果を踏まえた上で、法律・裁判例に基づいて問題を解決できます
講座内容
Ⅰ 問題社員対応
1.能力不足者への労務管理のポイント
2.健康不安者への労務管理のポイント
3.私生活不安定者への労務管理のポイント
4.有期雇用者の雇止めに関する労務管理のポイント
Ⅱ 残業代請求対応
1.労働時間管理のポイント
2.残業代請求に対する反論および減額のポイント
Ⅲ パワハラ事案対応
1.初動対応のポイント
2.事実確認のポイント
3.パワハラ評価のポイント
4.職場環境回復に向けての労務管理のポイント
講師プロフィール
石嵜・山中総合法律事務所 代表弁護士
江畠 健彦 氏
石嵜・山中総合法律事務所 代表弁護士
江畠 健彦 氏
【略歴・著書】
平成15年11月司法試験合格、平成17年10月弁護士登録、石嵜信憲法律事務所(現 石嵜・山中総合法律事務所)入所。企業の労務相談、訴訟等、労働問題全般を手掛ける。各種セミナーの講師としても活躍。主な著書に『労働時間規制の法律実務』『個別労働紛争解決の法律実務』(いずれも中央経済社/共著)、『Q&A 人事労務規程変更マニュアル』(新日本法規出版/共著)、『問題社員のリスクと実務対応』(労働調査会)ほか多数。