講座概要
少子高齢化、非正規雇用、長時間労働、メンタルヘルス、リモートワーク、副業兼業など企業の人事労務を取り巻く環境は激変しており、人事パーソンに対する期待と役割の重要性が高まっています。また、非財務情報である人的資本の情報開示が求められ、中長期的な視点からエンゲージメントサーベイやリスキリングなどの取り組みが必要となってきています。
本講座では人事パーソンが知っておくべき人事労務の基礎知識を”広く・浅く”網羅的にワークショップを交えながら解説いたします。全体像を理解するのに最適です。是非ご参加ください。
※ご参加の方には、『はじめて人事担当者になったとき知っておくべき、7の基本。8つの主な役割。』(労務行政)を進呈します。
※当日は名刺を30枚程度ご持参ください。
※こちらの講座は9月5日~9月6日(2日間開催)の来場型集合研修です
【本講座のポイント】
①人事パーソンが知っておくべき人事労務の知識が身につく
②採用から退職までの各フェーズで行うべき業務やリモートワーク、副業・兼業、グローバル労務を把握できる
③考課者研修を体験することで評価者エラーを確認できる
講座内容
Ⅰ 人事の基本
1.人事労務管理とは
2.企業理念と人事労務管理
3.人事部門の使命と役割
4.人事部門の顧客
5.人事部門の仕事
6.年間スケジュールの共有化
7.人事部員の心構え
8.人事部員に必要とされる知識・スキル
Ⅱ 人事制度
1.人事制度の全体像
2.等級制度
3.複線型人事制度とコース別雇用管理
4.評価制度の概要
5.能力評価・情意評価
6.成果評価と目標管理制度
7.評価制度の運用
8.能力評価・情意評価
9.成果評価と目標管理制度
10.評価制度の運用
【ワーク】実践!考課者訓練
Ⅲ 社内コミュニケーション
1.社内コミュニケーションをよくする施策
2.アサーティブ・コミュニケーション
3.「人の話をきく」
4.ESサーベイ、エンゲージメントサーベイ、パルスサーベイ
Ⅳ 人材育成
1.人材育成のポイント
2.人材育成に関する業務の流れ
3.人材育成方針とCDPの策定
4.人材育成体系
5.能力開発の種類
6.主な教育研修の内容
7.職業能力評価基準
8.組織開発
9.組織開発の手法
10.モチベーション理論
Ⅴ 労務管理
1.労働条件管理のポイント
2.労働条件管理の流れ
3.労働基準法と就業規則
4.労働時間、休日に関するルール
5.変形労働時間制とみなし労働時間制
6.36協定の締結の仕方
7.休暇・休業管理と年次有給休暇
【ワーク】年次有給休暇
8.育児休業・介護休業
9.制裁に関するルール
10.ハラスメント対策
11.メンタル不調者への対応
【ワーク】メンタル不調者への対応
Ⅵ 賃金
1.報酬管理・給与計算のポイント
2.労働基準法上の賃金に関する定め
3.時間外労働割増賃金に関するルール
4.報酬体系(給与体系・賃金体系)
5.基本給の決定と昇給の仕組み
6.諸手当
7.賞与の仕組み
8.退職金
9.企業年金
10.給与計算
Ⅶ 社会保険・労働保険
1.社会保険・労働保険とは何か
2.社会保険・労働保険の業務
3.健康保険の概要
4.介護保険の概要
5.厚生年金保険の概要
6.労働者災害補償保険の概要
7.雇用保険の概要
8.福利厚生施策
Ⅷ これからの人事
1.グローバル化と人事労務管理
2.自然災害、感染症と人事労務管理
3.リモートワーク
4.副業・兼業
5.人的資源の情報開示
6.これからの人事労務管理
講師プロフィール

HRプラス社会保険労務士法人 代表社員 特定社会保険労務士
佐藤 広一氏
HRプラス社会保険労務士法人 代表社員 特定社会保険労務士
佐藤 広一氏
【略歴】
「HRに安心、情報、ソリューションをプラスする」をコンセプトに、人事パーソンにコミットした労務相談、就業規則の見直し、IPOやM&Aシーンにおける労務デューデリジェンス、海外労務などの人事労務コンサルティングを展開している。TBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』監修、『労政時報』『労務事情』『月刊総務』『日本経済新聞』など各種媒体への寄稿多数。労務行政、SMBCコンサルティング、日本能率協会などでセミナー講師としても活躍中。主な著書に『最新版 図解でハッキリわかる労働時間、休日・休暇の実務』、『「働き方改革関連法」企業対応と運用の実務がわかる本』(以上、日本実業出版社)、『泣きたくないなら労働法』(光文社)、『M&Aと統合プロセス人事労務ガイドブック』(労働新聞社)など多数