講座概要
近年、人的資本に関するデータを分析、活用して、合理的な人事管理を行う企業が増えてきています。本講座では、タレントマネジメントやジョブ型雇用など新しい人事施策におけるデータ活用の事例紹介と人そこで必要となるデータ分析手法の解説を行います。「人事管理の最新情報を入手して、データ分析スキルの向上を図りたい」。「人的資本の状況を、データを用いて効果的に説明したい」という方におすすめの講座です
なお、本講座では、重回帰分析、クラスター分析など、やや高度なデータ分析手法についても説明するため、データ分析の基礎知識がない方にとっては、少し難解な内容となります。基本統計量や相関等の基本的なデータ分析を学びたい方は、まず『エクセルでできる戦略人事のデータ分析入門』をご受講されることをお勧めします。(基本的なデータ分析に関するセミナーを受けたことがない方でも、本セミナーをご受講できます。)
※講義で使用しますので必ず筆記用具と電卓をご準備ください
※昼食をご用意しています(来場受講のみ)
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
①データ分析に基づく「タレント・マネジメント」や「モチベーション把握」の手法が分かる
②ジョブ型人事に必要な「職務記述書」や「職種別賃金」の設計方法が分かる
③人的資本の情報開示に対応できるだけの分析力、説明力が身につく
講座内容
Ⅰ データ分析の基礎知識
データ分析の基礎知識として「基本統計量」「相関」「回帰分析」の考え方とExcelの操作方法などについて、簡単に説明します。
Ⅱ 評価データ分析に基づくタレント・マネジメント
評価データ分析に基づくタレント・マネジメントの事例を紹介し、Excelを使った「職務適性診断」と、そこで用いられる統計的手法について解説します。
【活用するデータ分析手法】 クラスター分析、コレスポンデンス分析
Ⅲ 労働時間データとセルフチェック・データを用いたモチベーション把握
労働時間およびセルフチェックのデータから各従業員のモチベーションを把握して、業務見直しなどに活用した事例を紹介し、そこで用いられたデータ収集・分析手法について解説します。
【活用するデータ分析手法】 相関、カイ二乗検定
Ⅳ ジョブ型雇用の導入・運用における情報、データの活用
職務に関する情報、データを使って「職務記述書(ジョブ・ディスクリプション)の作成」や「職種別賃金の設計」を行った事例を紹介し、また、ジョブ型雇用の運用におけるデータの活用方法について解説します。
【活用するデータ分析手法】 線形補間
Ⅴ 人的資本の情報開示とデータを活用した人事管理
人的資本に関する「開示情報」と「モニタリング情報」を抽出し、それらをKPI(重要業績評価指標)として人事管理を行っている事例を紹介し、そこで使われている手法や導入ステップなどを解説します。
【活用するデータ分析手法】 クロス集計、重回帰分析
Ⅵ まとめ・質疑応答
本講座全体の内容を簡単にまとめて、皆様からのご質問にお答えします。
講師プロフィール

Fフロンティア株式会社 代表取締役 人事コンサルタント 社会保険労務士
深瀬 勝範 氏
Fフロンティア株式会社 代表取締役 人事コンサルタント 社会保険労務士
深瀬 勝範 氏
【略歴・著書】
一橋大学卒業後、大手電機メーカーに入社、その後、三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱等を経て独立。現在、人事コンサルタントとして人事制度設計、事業計画の策定などのコンサルティングを行うとともに執筆・講演活動などで幅広く活躍中。主な著書に『実践 人事データ活用術』『Excelでできる 戦略人事のデータ分析入門』(いずれも労務行政)ほか多数