講座概要
本講座は、「1日でマスターする 社会保険の基礎知識」のステップアップコースとして企画した講座です。社会保険事務担当・確認(チェック)担当になって6カ月以上経過した方を対象としています。
社会保険業務の事務担当になると、日々社員の方から保険や手続きに関するさまざまな相談を受けることになります。そこで、社会保険の手続きに関するさまざまな特殊事例やよくある質問を取り上げ、その対応方法や手続き上の注意点などをわかりやすく解説します。
なお、標準報酬月額、基本手当などの基本的な用語は細かく解説しませんが、それよりも実務に関連する社会保険の基礎知識は随時解説に織り込みながら進めていきます。基礎講座編に当たる「1日でマスターする 社会保険の基礎知識」を受講されていない方でも参加いただけます。多くの担当者の方の参加をお待ちしています。
※昼食をご用意しています(来場受講のみ)
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
①社会保険事務担当になって6カ月以上の方を対象とした応用講座です
②社会保険に関する社員からの相談や質問に答えられる知識が身に付きます
③社会保険の実務を基礎知識も確認しながら整理できます
講座内容
Ⅰ 社会保険の仕組み
1.社会保険の適用基準に関する基本事項
2.健康保険・厚生年金保険の適用対象
3.130万円、106万円はなぜ「年収の壁」になるのか
4.労災保険・雇用保険の適用対象
Ⅱ 健康保険の実務対応【ケーススタディ】
1.健康保険手続きの基本的な知識の確認
2.健保組合によって違う? 「被扶養者」の手続きで注意すべき事項
3.健康保険手続きに関するよくある質問への対応
4.健康保険手続きにおける特殊事例、留意点など
Ⅲ 厚生年金保険の実務対応【ケーススタディ】
1.厚生年金保険手続きの基本的な知識の確認
2.法改正に向けて検討中! 「国民年金第三号被保険者」に関する手続き
3.厚生年金保険の適用事務(取得・喪失・月変・算定等)における手続き
4.諸外国との社会保障協定等の特殊対応
Ⅳ 雇用保険の知識と実務【ケーススタディ】
1.雇用保険手続きの基本的な知識の確認
2.退職したらいくらもらえる? 失業給付の仕組みや質問事項
3.離職票の書き方など適用関係の手続きに関する注意点
4.雇用継続給付の注意点(高年齢雇用継続給付、育児休業給付、介護休業給付)
Ⅴ 労災保険の知識と実務【ケーススタディ】
1.労災保険の適用に関する基本的な知識の確認
2.これは労災? 業務災害および通勤災害の認定に関する判断基準
3.労災保険の主な給付(給付内容および給付に関する注意点、第三者が存在する場合の手続きに関する注意点)
4.過労死・精神障害の労災認定要件
講師プロフィール

OURS小磯社会保険労務士法人 法人社員(取締役) 社会保険労務士
高橋 克郎 氏
OURS小磯社会保険労務士法人 法人社員(取締役) 社会保険労務士
高橋 克郎 氏
【略歴】
2009年中央大学法学部卒業。2012年4月OURS小磯社会保険労務士法人入所。2020年9月同法人の社員(取締役)就任。東証プライム市場を含む上場企業各社の労務顧問を担当し、日常の労務管理に係る相談対応からM&A、IPO支援を中心に従事する。また、出産・育児関係の制度・法改正等に関する講演、執筆活動やグループ会社シェアードとの提携を前提とした数百~数千人規模の労働・社会保険手続きのアウトソーシングの導入支援を行う。