講座概要
少子高齢化による労働力不足が深刻化する中で、これまで労働力として十分に活用されていなかった人々に焦点を当て、多様性に富んだダイバーシティマネジメントが経営戦略上の重要課題となっています。なかでも、グローバル化の進展による海外事業のウェイトの増加などを背景に、外国人の雇用に対する企業の意識は「一時的な人手不足対策」から「優秀な外国人の確保・活用」へとシフトしつつあります。しかし、外国人雇用には、外国人ならではの法規制があり、企業にはコンプライアンス体制の整備が求められます。そこで本講座では、外国人を雇用する際の留意点を雇入れから社会保障・マイナンバーまで解説します。
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
➀外国人雇用の状況や外国人雇用に関わる法令が理解できます
②雇入れに際しての確認事項や労務管理上の留意点を把握できます
③外国人に適用される社会保険やマイナンバーの実務に対応します
講座内容
Ⅰ 外国人雇用の状況
1.「外国人雇用状況」の届出状況
2.外国人雇用のメリット・デメリット
Ⅱ 外国人雇用にかかわる法律・制度
1.在留管理制度
2.就労可能な在留資格
3.外国人雇用管理指針に基づく事業主の義務
4.外国人技能実習制度の整備
Ⅲ 雇入れ時の留意点
1.雇入れ時の手続き
2. 雇入れ時の身分確認
3. 不法就労助長罪
4. 労働契約締結時の留意点
Ⅳ 労務管理上の留意点
1.外国人の労務管理のポイント
2.私生活・宗教への配慮
3.雇用契約終了時の留意点
Ⅴ 社会保険関係
1.労働保険
2.社会保険
3.マイナンバー
講師プロフィール

毎熊社会保険労務士事務所 代表 特定社会保険労務士
毎熊 典子 氏
毎熊社会保険労務士事務所 代表 特定社会保険労務士
毎熊 典子 氏
【略歴・著書】
慶應義塾大学法学部法律学科卒。日本リスクマネジャー&コンサルタント協会認定上級リスクコンサルタント、日本プライバシー認証機構認定プライバシーコンサルタント、健康経営エキスパートアドバイザー。ダイバーシティ時代における労務管理などに関する講演・執筆多数。主な著書・執筆に『これからはじめる在宅勤務制度』『テレワーク制度のブラッシュアップ』(中央経済社)、『雇用形態別人事管理アドバイス』(共著、新日本法規)、『新入社員実務ハンドブック』(共著、日本生産性本部)、「変わる外国人労働者の労務管理」『人事労務実務のQ&A』(日本労務研究会)他がある。