講座概要
ハラスメント防止や発生時の対応について、「適切な」ものが求められることは言うまでもありませんが、実務上生じる多くの事案はその微妙な判断に困ることが多いと思われます。また、従業員のメンタルヘルス問題が生じた際に、「適切な」対応をとることができなければ、企業と従業員にとって大きな損害が生じます。微妙な事案であっても、企業にとってより適切な対応をとることができるように、具体的かつ実務的な対応策を解説いたします。
※こちらの講座は来場型集合研修になります
※昼食はついております
【本講座のポイント】
①使用者側労働事件専門の弁護士が実務的な対応を詳しく説明
②ハラスメントのグレーゾーンを具体的に説明
③デリケートなメンタルヘルス対応を実践的に説明
講座内容
Ⅰ ハラスメント概説
1 パワハラについて
2 セクハラについて
3 その他のハラスメントについて
Ⅱ メンタルヘルス概論
1 従業員に生じうるメンタルヘルスの問題
2 私傷病としてのメンタルヘルス
3 労災としてのメンタルヘルス
Ⅲ 近時問題となった裁判例
1 ハラスメントに関する裁判例
2 メンタルヘルスに関する裁判例
Ⅳ これってハラスメントなの?
1 微妙にアウトの事例とその具体的対応策
2 微妙にセーフの事例とその具体的対応策
Ⅴ ハラスメント予防と発生時の対応についての工夫
1 ハラスメントを予防するために必要な方策
2 ハラスメント発生時に必要な対応
Ⅵ 復職または退職に向けたメンタルヘルス対応
1 メンタルヘルスから回復した従業員の復職における必要な方策
2 メンタルヘルスから回復できなかった従業員の退職における必要な方策
講師プロフィール

JPS総合法律事務所 弁護士 原 英彰 氏 弁護士 津木 陽一郎 氏
JPS総合法律事務所 弁護士 原 英彰 氏 弁護士 津木 陽一郎 氏
原 英彰 氏
【略歴】
平成17年11月司法試験合格(4回生時)。平成19年9月竹林・畑・中川・福島法律事務所入所。平成28年4月JPS総合法律事務所開設。
弁護士登録以来、企業側の立場で労働問題を取り扱う。10年以上にわたって、年間50~60回程度、団体交渉に代理人として出席している。
企業のための労働契約の法律相談(青林書院。共著)、「いいね!」を強要する上司に慰謝料を請求できるのか?(扶桑社新書。一部記事執筆)
津木 陽一郎 氏
【略歴】
京都大学法学部卒業後、平成17年11月司法試験合格。平成19年10月東梅新法律事務所入所。平成28年4月JPS総合法律事務所開設。
弁護士登録後は企業法務を中心に様々な案件を取り扱っていたが、JPS総合法律事務所開設後は労働問題に注力し、現在は多数の労働訴訟やクライアント企業からの相談に応じている。