2026年05月15日掲載

BOOK REVIEW - 『新人社員が職場に定着する入社初日の魔法 離職を防ぐオンボーディング戦略のすすめ』

瀬戸山孝之 著
日本オンボーディング研究所 代表、組織定着コンサルタント
WAVE出版

BOOK REVIEW ―人事パーソンへオススメの新刊

採用難のこの時代、コストをかけてせっかく採用した人材が早期に離職してしまうことは、どの企業にとっても痛手だろう。離職防止は、「入社初日」の対応が9割だと著者は主張する。初日の対応や声かけで、辞めるか残るかの判断が大きく分かれるという。本書は、高い離職率に悩む中小企業の経営者、新入社員の受け入れに不安を感じている人事担当者のための実践書として、人材定着のノウハウを紹介する。

第1章では、新人の心を折り、採用コスト200万円をムダにする「悪魔の言葉」を明らかにし、なぜその言葉を言ってはいけないのかを踏まえ、望ましい「声かけ例」を紹介する。第2章では、迎える側が、最初にかけるべき言葉やすべき行動を整理し、新人の心に響く「魔法の言葉」を伝授。第3章では、新人がどのような視点で会社を見ているのか、その判断の軸を整理し、受け入れ側が見落としがちなポイントについて解説する。第4章では、入社初日を乗り越えた後、日々の声かけや仕事の任せ方、関わり方など、新人が心を閉ざさず、安心して仕事に向かうための10の仕掛けを紹介。第5章では、心理学と組織論を融合させた独自のメソッドである、“入社3日間、3週間、3カ月” の「3ステップ・オンボーディング」の取り組み方を解説する。

本書では、中途採用者はもちろん、新卒社員・派遣社員・パート・アルバイトなどが早期に定着することを後押しする処方箋として、著者が年間2万人以上の新人支援の現場で培ったノウハウを詳説する。“やってはいけないこと” の根拠を明らかにしつつ、明日から使える会話例のほか、「3ステップ・オンボーディング」チェックリストを掲載している。人材定着に悩む人事担当者にとって解決へのヒントが得られる一冊だろう。

新人社員が職場に定着する入社初日の魔法 離職を防ぐオンボーディング戦略のすすめ

内容紹介
辞めるか残るかは、入社初日の対応が9割!
年間2万人以上の新人の就業支援で培った50の秘訣を大公開!

新人社員がすぐに辞めてしまう企業に朗報!
原因は善意や効率のつもりで発した悪魔の言葉と対応にあります。

「すぐに慣れるよ」「何か質問ありますか?」「早く戦力になってね」「昔はもっと大変だった」
あなたはこうした言葉を口にしていませんか?

これらの「悪魔の言葉」を封印し、心に響く「魔法の言葉」をどう投げかけるのか。
入社初日をはじめ、3日間、3週間、3カ月という魔の期間を乗り越え、新人の定着と早期戦力化を実現するメソッドを、余すことなく公開しています。

会話例・具体的なToDoリストも完備。中途採用者・新入社員・派遣・パート・アルバイトの定着と早期戦力化にも活用できる一冊です。