弁護士法人咲くやこの花法律事務所 弁護士
日本法令

BOOK REVIEW ―人事パーソンへオススメの新刊
■ 労使トラブルの裁判では、就業規則の不備が原因で敗訴してしまうケースもある。就業規則のひな型は簡単に入手できても、会社の実情に合わせた規定の追加や修正が必要であり、正しく対応するためには過去の裁判例で示されたルール等を把握した上で応用力を身に付けることが欠かせない。本書では、労使トラブルの交渉、裁判、そして就業規則の整備に取り組んできた使用者側の弁護士が、45の裁判例を取り上げながら規定の作り方のポイントや具体例を提示する。
■ 一つひとつの裁判例ごとに、「事案の概要」「裁判例の事案の就業規則」「裁判所の判断の理由」などを整理した後、「就業規則の整備に活かすべきポイント」や就業規則の工夫例・改善例を示している。例えば、賃金の減額に関する裁判例については、「降給があり得る旨を定めるだけでは降給は認められない」「賃金を減額する事由と具体的な減額幅を定める必要がある」など、裁判例の判示を踏まえた上で、就業規則を整備する際のポイントや規定例を記載しており参考になる。
■ 本書の大きな特長は、多くの人にとって難解に感じられる裁判例を素材としながらも、数多くの工夫を施すことで読みやすくなっている点だ。事案の概要は平易な文章で簡潔に紹介し、XやYといった記号の使用は極力控えている。また、イラストや図表も用いており、従来の判例集とは一線を画している。本書を活用し、自社の就業規則の内容を振り返ってみてはどうだろうか。
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内容紹介 様々な労務問題に関する裁判の中で就業規則の規定が問題になった45の裁判例を取り上げ、それぞれの事案の規定の何が問題となったのか、それに対して裁判所はどのような判断を下したのかを解説し、トラブルを生まない就業規則整備のポイントを示します。 また、本書では、以下のような構成をとり、読みやすく・わかりやすい文章でポイントを絞った解説をしています。 過去の裁判例を知ることで、就業規則の整備・見直しにあたって知っておくべき重要な教訓を得ることができます。 |
