2026年03月27日掲載

BOOK REVIEW - 『「いい会議」のつくりかた』

園部浩司 著
プロファシリテーター 
四六判/248ページ/1800円+税/アルク 

BOOK REVIEW  ―人事パーソンへオススメの新刊

■ 「参加者から意見が出ない」「なかなか合意形成ができない」――職場の会議でこうした状況に陥っているケースは少なくないだろう。本書は、これらの悩みを解決し、「いい会議」を実現するために必要なファシリテーション技術を紹介するものだ。ファシリテーションとは「会議を円滑に進行する」という意味だが、ファシリテーターの担う役割は単なる司会進行役にとどまらない。プロのファシリテーターとして会議改革のコンサルティングなどに携わってきた著者が、さまざまなノウハウを伝授し、誰もが「いい会議」ができるように導いていく。

■ 第1章では「いい会議」の定義を整理する。7種類に分類できる会議の中で「問題発見・解決会議」が最も高難度であることや、「いい会議」には “厳格な時間管理” など四つの条件があることなどを説明する。第2章では、会議時間の設定のコツや、事前にアジェンダを作成しておく必要性など、会議成功のカギを握る事前準備のポイントを押さえる。第3章は、議論の進め方をテーマとし、参加者の意見を引き出すテクニックや、「KJ法」で意見を整理する方法などを紹介する。最後の第4章では、会議をさらにレベルアップさせるためのテクニックとして、心理的安全性を高める三つのポイントと、良好な人間関係を構築するために著者が実践している八つのマイルールを解説する。

■ 「いい会議」を実現するために必要なのは技術や知識であり、“センス” は不要だと著者は言う。本書は、会議におけるつまずきのポイントと解決策をQ&A形式で端的に紹介し、その後のレッスンパートで詳しく解説する構成となっており、自分が苦手とする項目から読んで実践することもできる。現場の管理職や、経営会議等に参加する機会の多い人事担当者など、幅広いビジネスパーソンにとって参考になるだろう。

「いい会議」のつくりかた

内容紹介
センスは不要! ダンドリが命!
超人気研修講師のプロの「会議の術(ワザ)」を大公開

会議って、なかなかいい意見が出ない。
そもそも発言してくれないこともあれば、反対に長々と熱弁する人がいて、議論が前に進まない!
ちゃんと合意形成できないことばかり。
時間通りに終わらないし、なんでこの会議に呼ばれたのかわからない……。

ワクワクする楽しい話ばかり出てきたら、会議はラクです。
けれども、実際の会議は、1つとは限らない答えを「みんなで」探すもの。
時には自分たちの欠点を見つめ直す必要もあります。
参加者の口が重くなったり、不機嫌になったりする場面もあるかもしれません。

そんな会議の担当者になったらどうしよう……。

でも、心配しなくて大丈夫です!
会議をうまく進められないのは、うまく進めるための「知識」や「技術」が不足しているだけだから。
会議のキホンを学び、実践していけば、「誰でも」いい会議ができるようになります。

本書は11のレッスン形式で、1つずつ着実にスキルアップ!
「いい会議」の解像度を上げ、事前準備ですべきこと、議論の渦中の対応とその順番、よい議論になるための裏ワザ11まで、会議が丸ごとよくわかります。
会議上手を目指す人に最適の一冊です。