株式会社NEWONE 代表取締役社長
四六判/240ページ/1600円+税/アスコム

BOOK REVIEW ―人事パーソンへオススメの新刊
■ AIに尋ねれば多くの “答え” が得られる現代において、どのようなスキルを磨くべきか悩んでいるマネジャーは少なくない。筆者は、AIでは代替できない「共感を生み出す力」こそ、これからのマネジャーに求められる力だと述べる。本書では、組織開発・人材育成の現場で数多くの企業を支援してきた筆者が、「共感型マネジメント」を実践することで、働きやすさと働きがいが両立する「推せる職場」をつくる方法を解説している。
■ 筆者は、マネジメントにおける共感を「相手と感情や価値観を重ねられる接点を見つけて、行動に導くための技術」と定義する。そして共感は、①相手に共感する力、②自分が共感してもらう力の二つから成り立つと指摘し、この双方向の共感を土台に、感情の扱い方という視点を加えたものを「共感型マネジメント」と呼ぶ。これを起点に、「推せる職場」をつくる段階を、「リーダーのマインドセット」「メンバーの相互間の理解を深める」「メンバーの意欲を引き出す」「挑戦の場の用意と支援」「『推せる職場』の仕組み化」という五つに分けて説明している。
■ 変化が加速する時代には、仕事の意義や会社のビジョンといった “大きな理念” を語ることも重要だが、その浸透には時間を要する。一方で、人と人との “小さな共感” をチーム内につくり出すことは、日々の対話や関わりの質を見直すことで、誰もがすぐに実践可能と考えられる。マネジャーにとって、本書は「明日から何を変えるか」という具体的な視点を与えてくれる実務書といえるだろう。
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内容紹介 「心が動く」から、人は動き出す……! 新しい時代のマネジメント法 ・友達のためなら頑張れる。 当たり前だと片づけてしまいがちですが、何が違うのか? |
