2026年01月09日掲載

BOOK REVIEW - 『仕事がデキる人の質問のキホン』

田中 志 著
Cobe Associe 代表 
四六判/232ページ/1600円+税/アルク 

BOOK REVIEW  ―人事パーソンへオススメの新刊

■ あなたの周りに、「どうすればいいですか」とばかり尋ねる同僚や、「何度も教えたのにな……」と感じるような質問をする部下はいないだろうか。一方で、仕事を円滑に進めるための「いい質問」が何かを分かっている人はどれほどいるだろうか。本書は、外資系コンサルファームのBCGで問い・質問力のスキルを鍛えられた筆者が、「優れた質問を通して他人や自分自身と向き合うことは楽しい」との思いを込め、すぐにでも実践可能な「質問」のノウハウを提案・紹介していくものだ。

■ 第1章は「いい質問」ができない人・ケースを紹介し、「質問するスキル」が向上すると、仕事の質はもとより、人間関係や人生そのものの質が変わることを説く。第2~5章では、ビジネス現場で起こる “コミュニケーションの事故(不調)” について、先輩と社会人半年目の後輩による会話を基に進行。第3章は5W1Hをベースとする「基本質問」と、自分が欲しい答えを引き出す「神質問」の組み合わせ方や、それに必要な12パーツを紹介する。第4章は「質問の効果を高める7つのルール」を示した上で、“1 on 1ミーティング” “部下にもっと自分で考えてほしいとき” などの具体的な13シーンに当てはめ、解説している。終章となる第5章は、より深く自分を知り成長するための “自問自答” の技術を提示する。

■ 巻末の付録には「仕事がはかどる質問集」として、基本質問・神質問のパーツや質問部品の組み合わせ方、「質問の効果を高める7つのルール」などを一覧にまとめてあるため、本書の内容を手早く復習することができる。新入社員や若手社員はもちろん、自身の仕事の進め方をより良いものにしたいベテラン社員も、「いい質問」をするためのスキルを得ることができるだろう。

仕事がデキる人の質問のキホン

内容紹介
その難局は、「いい質問」で突破する!
基本質問×神質問で “問いの引き出し” がみるみる増える仕事術

言葉を尽くしても「何が聞きたいの?」と聞き返される(質問しているつもりなのに!?)。
相手の話が理解できない(理解できるレベルまで情報の解像度を下げてもらいたい……)。
打ち解けたいのに空回り(どんな対話をしたら信頼関係を築けるの?)。
部下に、もっと自分で考えてほしい(答えを直接与えるのではなく、思考してほしい)。

たかが質問、されど質問。
もっと「いい質問」がしたいけど、そもそも「質問」とは何でしょうか。
質問の仕方を、今まで教わったことはあったでしょうか。

質問は、仕事の質や速度を高めるスキルです。
質問は、お金を稼ぐことに繋がるスキルです。
そしてスキルという名の通り、質問はトレーニング可能な「技術」です。

本書では、仕事で必要な質問のスキルを分析し、基本・応用のいくつかの【部品】に分解して効果的な使い方を解説します。
鍵は「基本質問」と「神質問」。
シーン別に組み合わせることで、相手からより多くを引き出し、課題の本質に迫ることができるようになります。
どんな仕事にも万能な質問スキルを身につけて、難局を突破していきましょう。