堀江真弘 著
Resily株式会社 代表取締役
電子書籍/定価700円+税/翔泳社
Resily株式会社 代表取締役
電子書籍/定価700円+税/翔泳社

■ 本書は、WEBメディア「Biz/Zine」での連載記事を電子書籍化した一冊だ。2018年12月に始まり、会員限定で公開されてきた連載「意思決定プロセスを変革するOKRとは?」第3回までの内容を再編・加筆した内容となっている。
■ OKR(Objectives & Key Results)という言葉自体は、耳にしたことがあるかもしれない。目標管理手法の一つであるが、“チームとして目指したい状態、ありたい姿”をObjective(目標)として掲げ、これに対し複数の定量的な目標をKey Results(通常の目標管理で設定するような目標)として設定し、高頻度で確認することが特徴となる。野心的な目標を達成することそのものではなく、アクションによって現状に「変革」をもたらすことがOKRの真の目的だ。本書の第1章はOKR自体の解説から始まっており、OKRを一から知りたい読者の要望にも応える構成となっている。
■ グーグル、インテル、アドビの3社の事例を挙げ、ビジネスモデルの変革を急速に進めるために各社がOKRをどのように活用したかを解説している。一方で、マネジャー権限の大きさなど、米国企業と日本企業には構造的な違いがある。そのため、本書は日本企業でOKRを活用するための運用例についても踏み込んで紹介する。日本企業で広く運用されてきた部門ごとの目標管理や、形骸化したフィードバックでは、いまや市場の変化に対応することは難しい。スピード感を持って変革に挑むための、OKRの本質的な価値を説く一冊である。
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意思決定プロセスを変革するOKR 内容紹介 激しい変革の時代を切り抜けるため、「OKR」で企業のOSをアップデートする! 変化の激しい現代において、企業は、最先端の技術やスキルを持つ人材を採用するだけでなく、彼らを活かすための新しいマネジメントを備える必要があります。それが「OKR」です。 OKRとは、目標管理のフレームワークです。これまでのMBO(目標による自己管理)と異なり、OKRは企業内のメンバー全員を鼓舞するような野心的な目標を掲げます。そしてその目標に対する全員の目標をすべて関連付け、見える化し、方向感を統一して無駄なく重要事項に力を注げるようにします。 |