人事コンサルタント63人が薦める、「人事担当者として読んでおくべき書籍」とその理由 - 第2回

人事コンサルタントを対象としたアンケートで、人事担当者であれば読んでおくべき書籍とその理由を挙げてもらった。多彩なラインナップの中から第2回は7～9位の計7冊を紹介する。

調査要領

1. 1. 調査名　人事コンサルタントに聞く　人事部の課題と解決に関するアンケート
2. 2. 調査主体　労務行政研究所　ジンジュール編集部調べ（調査機関：株式会社日経リサーチ）
3. 3. 調査対象　労務行政研究所が保有する人事コンサルタントのリスト234人
4. 4. 調査期間　2011年2月22日～3月7日
5. 5. 調査方法　インターネットリサーチ
6. 6. 集計対象：63人

※自由記入欄の（）内の意味は、左から人事コンサルタントとしての経験年数、事業会社での人事部門での経験の有無、人事部門での在籍年数は通算何年を表す。

例：（10年、ある、6年）
→人事コンサルタントとしての経験年数：10年
　 事業会社での人事部門での経験：ある
　 人事部門での在籍年数は通算何年：6年

• ● ストーリーを通じた疑似体験ができる（20年、ある、1年）
• ● ケースを「人事担当者の目線」で読むと、「打ち手」の方向感覚を養う一助となる（14年、ある、7年）
• ● 三枝氏の3部作（『戦略プロフェッショナル』『経営パワーの危機』）の一つ、併せて読みたい（22年、ある、12年）
• ● 企業変革の基本が分かる（20年、ある、4年）
• ● 組織の中で何が問題になり、どう解決すればいいかの事例を学べる（3年、ある、12年）

• ● 一番コミュニケーションの本質を突いている（14年、ある、7年）
• ● 人事でなくてもビジネスパーソンとして知っておかなくてはいけない普遍的なことを学べる（3年、ある、4年）
• ● いわゆる古典だが、今の時代にも求められている内容（23年、ある、7年）
• ● 相手を知るためには、自分を"開く"。その第一歩を踏み出すための本として万人にお勧めできる（6年、ある、16年）

• ● 思考の基礎や表現方法の基礎を整理するのに有効（20年、ある、1年）
• ● 問題構造と解決の技法を知る。ただし、難解さがあるため、同氏の『問題発見プロフェッショナル』（ダイヤモンド社）を先に読み、併せて『問題解決入門』（佐藤允一著　ダイヤモンド社）を読むとよい（22年、ある、12年）
• ● 問題解決力は、仕事の基本である（20年、ある、4年）

• ● 事例が秀逸（20年、ある、1年）
• ● 社員に生き生きと仕事をしてもらう要素とは何かが見えてくる。欠かせない1冊（3年、ある、12年）
• ● 経営理念、価値観に基づいた組織運営に対する基本的な理解ができる（6年、ある、15年）

• ● 理論の入門書だが、人事担当者なら一読しておいてよい（14年、ある、7年）
• ● リーダーシップとは何かを熟考するうえで有益な著書（6年、ある、9年）
• ● リーダーシップの在り方に関して、自身の考えを固めるのに役立つ（6年、ある、15年）

• ● 網羅的かつ労働法令の取り扱い方を身に着けるうえで適している（14年、ある、7年）
• ● 体系的にまとまっているので1冊あると便利（14年、ある、3年）
• ● 人事担当者に必須の知識を、簡潔で分かりやすく説明している（9年、ある、9年）。
• ● 通読しなくても必要に応じて知識を得られる（21年、ない）
• ● 実務をよく知る著者ならではの内容であり、人事スタッフにとって必携の書（20年、ない）

• ● 会議運営に即役立つ（6年、ある、15年）
• ● 人事のかかわる会議は特にコンフリクト（衝突）が生ずる場面が多いから（14年、ある、7年）。
• ● 人事部門が今後身に付けるべき最も重要な能力であると考えるため（11年、ない）
• ● いい本。自分は座右の著にしているほど。「考え方」に使える（15年、ない）
• ● 本書より同著者の『ロジカル・ディスカッション』（堀公俊、加藤彰著　日本経済新聞出版社）を薦める。会議や研修のスキルが身に付く（21年、ない）