(懲戒関係)
先日、ある社員から「上司が特定の部下に対して日常的に人格を否定する発言をしている」と、パワーハラスメント(以下、パワハラ)に関する相談がありました。人事部の聞き取り調査では、発言について複数人の証言を得られたものの、録音データやメールなどの客観的な証拠は確認できませんでした。当の上司は「仕事に必要な注意・指導をしただけで、人格否定はしていない」と否認しており、現時点ではどちらの主張が正しいか判断が難しい状況です。このように、発言について客観的な証拠がない場合に、社員の証言のみを根拠として懲戒処分を行うことは問題でしょうか。また、対応を進める上で、どのような点に注意すべきでしょうか。
(東京都 A社)