2025年03月28日発行 労政時報本誌  4095号 106頁

メールやチャットの返信・返事を義務づけることはパワハラか。また、反発する社員にどう対応すればよいか

(人事管理関係)

 若い世代を中心に、自分が何らかの依頼をして、相手から断られた場合には、その後はフォローのメールを返信しない「1往復主義」という考え方が広がっているようです。また、チャットの普及に伴い、「既読」や「リアクション」を付けるだけで、文字では返事しないケースも見られます。しかし、相手に感謝を伝えたり、認識・理解したか否かを示したりすることは、信頼関係の構築やミス防止の観点からも重要と考えており、メールやチャットの使用に際して、文字での返信・返事を義務づけたいのですが、そうした対応はパワーハラスメントになるのでしょうか。また、こうしたルールに反発する社員にどう対応すればよいでしょうか。
(東京都 D社)

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