2024年12月13日発行 労政時報本誌  4089号 086頁

特集4

インタビュー

若手社員のメンタルヘルス不調を考える

精神科医・産業医に聞く 人事、管理職の対応と留意点

20代の若手社員は、キャリアのスタートとして学びと成長の土台をつくるために心身の健康が特に欠かせない時期にある。企業の今後を担う重要な人材が、メンタルヘルス不調に悩み力を発揮できず、最悪の場合退職するということは、採用市場の売り手化が進む昨今にあって、企業にとっても大きな痛手だ。
一方、日本生産性本部 メンタル・ヘルス研究所実施の「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート(2023年)調査結果では、「心の病」が最も多い年齢層が「10~20代」となり、初めて「30代」を上回った。企業が若手社員のメンタルヘルス不調に向き合うことは、ますます重要になっている。
そこで本特集では、精神科医・産業医として多くのビジネスパーソンに寄り添うVISION PARTNERメンタルクリニック四谷院長の尾林誉史氏に、若手社員のメンタルヘルス不調の背景や起こり得る不調のパターン、不調を増長させないために人事や管理職を中心とする職場に求められる対策、対応法を伺った。また、WEB労政時報2024年12月6日付「[インタビュー] 若手社員のメンタルヘルス不調を考える 精神科医・産業医に聞く人事、管理職の対応と留意点」では、尾林氏が産業医の重要性を感じたきっかけとともに、メンタルヘルス対応を行う人事担当者が気をつけるべきことについて掲載しているため、併せてご覧いただきたい。

尾林誉史氏 尾林誉史
おばやし たかふみ
株式会社産業医 代表取締役
VISION PARTNERメンタルクリニック四谷 院長

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