スキルや専門性に見合った処遇設定・就業環境の整備により、
採用力強化と人材のリテンションを図る2社
企業経営に直結する新規事業の創出や変革プロジェクトの推進などにおいて、高度な専門性を有する人材が果たす役割は非常に大きい。事業環境の変化が激しい近年では特に、こうした高スキル人材の存在が企業の競争力や業績を左右することもある。ただし、このような高スキル人材は労働市場において希少性が高く、獲得競争は苛烈を極めている。「社外からの登用」と「社内からの抜擢」の両ルートで高スキル人材を確保・獲得することは、経営戦略的な視点からも重要な課題となっており、こうした人材を惹きつけ、活躍させる社内環境・人事制度の整備に注力している企業も多い。
そこで本特集では、高スキル人材を惹きつける人事施策を整備し、採用力強化や人材のリテンションに取り組んでいる企業2社の事例を紹介する。