学生の “厳選就活” により大手企業が独り勝ち状態に。
学生との接触機会の確保と対話を通じたフォローがカギ
三省合意の改正によるインターンシップのルール変更や、生成AIの活用など、新卒採用をめぐる状況は毎年のように大きく変化している。25年卒採用では、前年に引き続き採用選考の早期化が進む一方で、学生の活動量の減少が目立っていた結果、大手企業に限り「買い手市場」を実感する結果となった。企業が効果的な採用を行うためには、学生の置かれている状況を理解し、さまざまな工夫を施しながらアプローチしていく必要があるといえるだろう。
本特集では、㈱文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所の平野恵子氏に、25年卒採用における企業、学生の動向を分析・総括いただくとともに、26年卒採用に向けたポイントとアドバイス、さらに今後の新卒採用の展望を提示いただいた。

ひらの けいこ
㈱文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所 所長