2調査に見る新入社員の意識構造と経年変化
厚生労働省と文部科学省が共同で実施した「令和5年度大学等卒業者の就職状況調査」によると、2024年3月大学学部卒業者における就職率は、前年同期比0.8ポイント増の98.1%と2年連続で上昇した。依然として売り手市場が続く中、AI技術の進歩があらゆる領域でのデジタル化を促し、オンラインツールの活用により仕事との関わり方や進め方、そして働き方自体もさらに大きな変化を迫られている。こうした状況下、2024年度入社の新入社員は、どのような意識で仕事や会社・職場と向き合い、また例年と比べてどのような特徴を持っているのだろうか。本年も2機関の調査から、その実態を探った。