「自社の管理職に求められる力」を見極め、
自律的に育つ仕組みを構築する
新任管理職の育成と登用後の継続的な能力開発は、企業における優先的な取り組み課題の一つだ。また、昨今管理職に求められる役割は変化しており、管理職自身の負担も増えている。こうした中、登用後の研修・育成体制等の充実を図るだけでなく、一般社員を含む人材育成体系そのものを見直し、着実な管理職育成につなげるケースも見られる。
本特集では、事業環境の変化や中長期の経営・組織課題を踏まえ、自社の「あるべき管理職像」を明確にした上で独自の管理職育成施策に取り組む3社の事例を紹介する。後段では、「管理職の部下育成力」を改めて整理するためのポイントや、育成に関する基本的な知識、部下に対する関わり方をアップデートする仕組みづくりについて、産業能率大学の米井 隆氏に解説いただいた。