個々の「ライフ」「キャリア」希望を尊重し、
多様な人材の定着・活躍を後押しする3社
社員一人ひとりのワーク・ライフ・バランスに配慮し、優秀な人材の確保・定着を図るため、労使双方にとって望ましい多様な働き方の実現が求められている。その中でも勤務地限定・選択制は、育児や介護等の事情で転勤が難しい社員に対し、より柔軟な形での就業継続を可能にするものである。また、テレワークの普及も相まって、ふるさとなどの好きな場所で働くニーズも高まりつつあると思われる。一方、企業としては、要員管理上、人材の流動性を一定程度確保しつつ社員の要望を叶える必要があり、制度を運用していく上で悩みを抱えている担当者も多いのではないだろうか。
そこで本特集では、勤務地限定・選択制を運用している3社の取り組みを取材し、制度設計の詳細や運用上のポイント等に迫った。