2012年03月01日掲載

人事業務のアウトソーシング活用実態 - 関心のある法人向けサービス

 
 Q12  あなたが関心のある法人向けサービスの分野についてお答えください(複数回答)。
 
 
 ■ 全 体
 

 回答者に対して、個人的に関心のある法人向けのサービスをたずねたところ、1位は「教育・研修、セミナー」で46.6%、2位が「健康相談・管理(メンタルヘルス)」43.1%、3位が「人事制度のコンサルテーション」37.9%となっている。4位の「給与計算業務代行」は23.7%なので、上位3項目の関心度は4位以下を大きく引き離している[図表25]

 
 ■ 規模別
 

  規模別にみると、3000人未満では規模ごとに項目の入れ替わりがあるとはいえ、上記の「教育・研修、セミナー」「健康相談・管理(メンタルヘルス)」「人事制度のコンサルテーション」の3項目が上位を占める[図表26]
 ただし、3000人以上では1位が「人事制度のコンサルテーション」50.0%、次いで「健康相談・管理(メンタルヘルス)」「給与計算業務代行」がともに44.4%となっており、他の規模と傾向が異なる。また、事業の海外展開の違いを反映して「グローバル人事」は、総じて規模が大きくなるほど割合が高くなっている。
 なお、[図表27]は、参考までに役職別に関心のある法人向けサービスを集計したものである。

人事関連業務におけるアウトソーシングに関するアンケート調査
労務行政研究所 編集部調査
本調査における「アウトソーシング」とは、単発的に業務を外注したり、派遣社員に業務を依頼するようなものではなく、年間単位など継続的に業務の一部または全部を外部(他社)に処理させるために委託し、委託業務の運営管理は自社以外の場所(他社)において行うものを指す。また、グループ内企業であるシェアードサービス会社へのアウトソーシングは含むが、シェアードサービスセンターのような社内の一組織で業務を行うようなものは含まない。