2026年08月09日  共同通信社

8割超が生成AI全面活用 営業や人事、開発にも

 爆発的に普及が進む生成人工知能(AI)に関し「全社的に活用している」と答えた企業は、全体の83%に上った。「一部で活用している」を含めると96%に達した。事務作業の効率化だけでなく、営業活動や人事、開発など活用の幅は広がりを見せており、企業活動に欠かせないものとなりつつある。
 活用企業に用途を複数回答でたずねると「社内文書の作成や要約」が最も多い92%で「営業活動」と「人事・採用」がともに6割程度だった。「経営分析・戦略作成」や「新商品やサービスの開発」といった高度な業務に導入している企業も半数以上に上った。
 実感している導入効果(複数回答)は「業務時間の削減」が87%と最多。重要な意思決定やアイデア出しなど創造的な業務に割ける時間が増えたとする企業が目立った。一方「人員・人手の削減」は半数以下にとどまり、AIによる人の代替には慎重な企業も多い。
 アサヒグループホールディングスなど大企業の被害が相次ぐサイバー攻撃を巡っては、13%の企業が直近1年間で実害が「発生した」と回答した。対策としてシステムの脆弱性を見つける能力に優れた最新AIを防御に活用すべきだとの意見が複数上がった。一方で「全ての脆弱性に対応するのは自社と顧客双方のコストが大きい。一定のリスクを受け入れる対策も考えるべきだ」(東芝)と冷静な声も聞かれた。
(共同通信社)