全国の中小企業社員ら約4千万人が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)は23日、2026年度の全国平均の保険料率を前年度比0・1ポイント減の9・9%にすることを決めた。賃上げによって保険料収入が増えて財政が安定していることを踏まえた。引き下げは、前身の「政府管掌健康保険」時代の1992年度以来、34年ぶり。働き手の手取り収入の増加につながる。
23日の運営委員会に報告した。12年度以降は全国平均10・0%(労使折半)に据え置かれてきた。03年度は0・3ポイント減だったが、賞与も含めた算定方式に変わったため実質的な引き上げだった。
都道府県ごとの保険料率は、来年1月末ごろに決める。来年4月納付分から反映される。
協会けんぽは10~24年度の15年連続で黒字が続いている。積立金に当たる準備金の残高が増えており、24年度は5兆8662億円。財政には、医療給付の16・4%に当たる補助金も国から投入されている。
協会けんぽは中小企業の会社員やその家族らが加入する。大企業の会社員ら向けには健康保険組合がある。
(共同通信社)
2025年12月23日 共同通信社