2025年05月09日発行 労政時報本誌  4098号 122頁

故意に必要以上の時間を業務に費やす社員に対し、能力不足を理由に退職勧奨することは問題か

(退職関係)

 当社の40代の社員について、意に沿わない部署に異動後、上司から「ほかの社員に比べ、業務効率が悪いのでどう対応したらよいか」という相談を受けました。以前の部署では実績を上げていたのですが、本人が希望をしていない、人員不足の部署への異動によりやる気をなくしているようで、同部署のほかの社員より明らかに業務に時間がかかるそうです。当該社員に時間がかかる理由を尋ねると、「慣れない仕事なので」「人手が足りない」といった言い訳をするものの、残業をしてまで業務をこなすことはないそうです。このまま注意しても改善の見込みはないと思われるので、能力不足を理由に退職勧奨をしたいのですが、問題はないでしょうか。
(東京都 A社)

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