人的資本経営時代における要員・人件費の
見積もり方の基本と人事部門の役割
人員数や人件費は、突然増やしたり、減らしたりすることはできないため、将来を予測し、計画した上で必要な対策を講じておくことが重要となる。これにより、企業の生産性や従業員のモチベーションの向上、人員配置の過不足によるトラブルの防止が期待できる。また、ジョブ型雇用の台頭やAIなどの技術革新といったビジネス環境の変化、少子高齢化による慢性的な人手不足などの影響から、今後は定型業務を中心に適正人員の考え方は変化していくことも予想される。
本特集では、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社の山本奈々氏に、経営戦略を踏まえた要員計画・人件費計画の実務について解説していただいた。

やまもと なな
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
執行役員 パートナー