賃上げ要求平均6・09% 連合集計、32年ぶり水準

 連合は6日、今春闘で傘下の労働組合が要求した賃上げ率が、3日時点の集計で、平均6・09%だったと発表した。連合によると、前年同期は5・85%。要求が6%を上回るのは、1993年春闘以来、32年ぶりとなる。
 連合によると、3日時点で集計できた2939組合の平均賃上げ要求額は、月1万9244円で前年同期より1638円増えた。このうち組合員数300人未満の中小1891組合を見ると、賃上げ率は平均6・57%。平均要求額は月1万7667円で、2208円増えた。
 6日の定例記者会見で発表し、芳野友子会長は「今後の交渉に期待したい。結果にこだわり、最後の最後までサポートしていく」と意気込みを述べた。
(共同通信社)