組合加入率は16・1% 3年連続過去最低、厚労省

 厚生労働省は18日、労働者全体のうち労働組合加入者の割合を示す組織率が、今年6月末時点で推定16・1%と発表した。前年より0・2ポイント下がり、現行の集計方法となった1953年以降の最低を3年連続で更新した。組合員数は前年より2万5千人減少し、991万2千人となった。
 主要団体の組合員数は、連合が5千人減の681万3千人、全労連が1万3千人減の45万1千人。業種別では宿泊・飲食サービス業や鉱業で増え、郵政や生協などの複合サービス事業は減少した。パートタイムで働く組合員は5万3千人増えて146万3千人で、過去最多となった。女性は3万2千人増の350万6千人だった。
 53年に36・3%だった組織率は、近年低下が続いている。
(共同通信社)