連合は4日、今春闘での傘下労働組合の賃上げ要求に対する企業側回答について、3回目の中間集計を公表した。平均賃上げ率は5・24%で、3月中旬の1回目(5・28%)、同下旬の2回目(5・25%)とほとんど変わらず、高水準を維持した。このまま推移すれば1991年以来33年ぶりに5%台の賃金アップが実現する。
連合によると、2日午前までの計2620労組への回答を集約。賃上げの平均月額は1万6037円だった。うち、2159労組は、基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)額が明確で、月額1万1078円、率は3・63%。
組合員300人未満の中小企業1600労組については月額1万2097円アップで賃上げ率は4・69%となった。
(共同通信)