環境省福島地方環境事務所の任期付き職員だった松江市の60代男性が、除染作業現場から車で移動中、同僚が事故を起こし、全身打撲をしたなどとして、国に約5650万円の損害賠償を求めた訴訟で、松江地裁は24日、約240万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
渡辺正裁判官は判決理由で「(事故を起こした同僚は)業務の一環として車を運転していた」と指摘し国の責任を認めた。
判決によると、2017年12月、福島県広野町を車で移動中、運転していた同僚がうたた寝をして横転事故を起こし、男性は全身を打撲するなどのけがを負った。
(共同通信社)
2024年01月24日 共同通信社