厚生労働省は20日、労働者全体のうち労働組合加入者の割合を示す組織率が、今年6月末時点で推定16・3%と発表した。前年より0・2ポイント下がり、現行の集計方法となった1953年以降の最低を更新した。組合員数は前年より5万5千人減少し、993万8千人となった。
主要団体では、連合が1万9千人減の681万7千人、全労連が1万3千人減の46万4千人。業種別では宿泊や飲食、サービスで増え、製造は減少した。パートタイムで働く組合員は6千人増え過去最多の141万人、女性は2千人増の347万3千人だった。
53年に36・3%だった組織率は、近年低下が続いている。
(共同通信社)