厚生労働省は7日、新型コロナウイルスの感染拡大で学校が臨時休校して子どもの世話をするために、仕事を休まざるを得ない保護者を支援する助成金制度を再開すると発表した。今年3月末に終了していた。個人申請も可能。新学期が始まり、子どもへの感染拡大、それに伴う保護者の休業増が懸念されるための対応。
再開するのは「小学校休業等対応助成金」。小学校や保育園、幼稚園などが休校・休園した保護者への支援が目的で、子どもの世話で特別有給休暇を取得させた企業に支給するほか、企業の同意があれば個人申請も可能とする。
8月1日から12月末までに取得した休暇が対象で、保護者の休業中の賃金分として1日当たり最大1万5千円を支給する見通し。都道府県労働局に助成金の相談窓口も設置する。
7月末までの休暇については、現在実施している「両立支援等助成金」で対応する。企業が申請する必要があるため、保護者や労働団体から見直しの声が上がっていた。
(共同通信社)