公開日 2014.8.12 深瀬勝範(Fフロンティア 代表取締役・社会保険労務士)
わかものハローワーク(わかものはろーわーく)
正規雇用を目指す若者(おおむね45歳未満、一部の地区では35歳未満)への就職支援を専門的に行うことを目的として、厚生労働省が設置する拠点。求職者一人ひとりに専門職員を担当者として充て、次のような支援を一貫して実施する。
(1)初回利用時に「プレ相談」を実施、「正規雇用就職プラン」を作成
職員が、求職者の希望職種やスキルなどを基に、個人の状況に応じたプランを作成する
(2)担当者制による個別の職業相談・紹介
就職プランに沿って、担当となった職員が個別にアドバイス・職業紹介を行う
(3)求職者向け各種セミナーを企画・実施
求職者のスキルアップにつながるセミナーを企画、実施する
わかものハローワークは、2012年10月に東京、愛知、大阪の3カ所でスタートし、2014年7月7日現在では、23都道府県25カ所に設置されている。
なお、厚生労働省は、「わかものハローワーク」と併せて、県庁所在地を中心に「わかもの支援コーナー」(37カ所)を、それ以外の市町村に「わかもの支援窓口」(173 カ所))を設置しており、求職者が全国各地の求人情報を検索できる体制を整え、また、仕事探しに関する相談に応じる、就職後のフォローを行うなどのサービスを無料で提供し、若者(特にフリーター)の就職を積極的に支援している。