公開日 2014.8.12 深瀬勝範(Fフロンティア 代表取締役・社会保険労務士)
トモニン(ともにん)
厚生労働省が定める、「仕事と介護を両立できる職場環境」の整備促進のためのシンボルマークの愛称。
介護離職が増加する中、厚生労働省は、介護離職に対する認知度の向上やその防止に向けた社会的気運の醸成を図るため、企業が、仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進の趣旨に賛同して活動を行う際に利用できるシンボルマーク(「トモニン」)を制定し、一定の条件を満たす場合に、それをホームページや名刺などに掲載できることにした。
企業が「トモニン」を使用するためには、仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進に取り組み、厚生労働省が運営するWebサイト「両立支援のひろば」にその取り組みを登録することが必要である。
※「両立支援のひろば」サイトはこちら
「トモニン」の活用例としては、次のものが挙げられている。
(1)労働者の募集・採用の際に、募集要項、会社案内、ホームページなどに「トモニン」を掲載し、仕事と介護を両立できる環境整備に取り組んでいる企業であることをアピールする
(2)商品、名刺などに「トモニン」を掲載し、企業のイメージアップを図る
(3)広報誌、ホームページ、社内報などに「トモニン」を掲載し、取り組みを紹介することにより、労働者の意識啓発を図る
厚生労働省では、今後も「トモニン」を活用して、介護離職を未然に防ぐための取り組みを普及・推進していくこととしている。
「トモニン」マーク