2012年02月02日掲載

注目調査レポート - 出張先では“ゆったり朝食派”が増えている!【注目調査レポート】


出張の楽しみに「食」を挙げるビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。出張先での限られたオフタイムを、ご当地メニュー堪能の時間にあてられれば、移動や仕事の疲れも吹き飛ぶというもの。そんな出張の重要な要素である「食」についての調査レポートが発表されています。

◆やはり「食べ物」が出張の楽しみ

まず「出張で楽しみにしていることがある」と答えた人に、その内容を自由回答でたずねたところ、「郷土料理を食べること」「名物や珍しいお菓子を購入すること」など、食にまつわる回答が47.6%を占めました。また、「出張を楽しむために工夫していることがある」と回答した人のうち33.6%が、「出張先のおいしいものを事前調査する」など、こちらも食関連の項目を挙げています。

◆朝食にはいつもより時間をかける

「出張時に意識して食べるもの」としては、上記のような名物などのほか“朝食”に関する回答も集まっています。出張先では朝食への関心が高く、かける時間も大幅に違っていることがわかりました。

朝食を週1回以上食べている人のうち、15分以上時間をかける人の割合が比較されています。「平日の自宅」では25.7%なのに対し、「平日の出張時」は52.4%と、出張先での“ゆったり朝食派”は2倍に。ちなみに「休日の自宅」でも15分以上かけて朝食をとる人は44.5%ですので、出張先ではどれだけ多くのビジネスパーソンがゆっくりと朝食を食べているかわかります。

資料出所:IHG・ANA・ホテルズグループジャパン

◆早食いは糖尿病や肥満の原因にも

大妻女子大学名誉教授の池上幸江氏によると、朝は栄養素の消化・吸収に最も適しているそうです。なるべく15分以上かけて食べることが重要で、「早すぎると、ブドウ糖を処理(代謝)する機能が間に合わず、血糖値が上がって糖尿病になりやすく、処理しきれないブドウ糖が脂肪に変わり肥満になる可能性も高まります」と注意を促しています。具体的には「朝は炭水化物、野菜・果物、たんぱく質の3要素をバランスよく。朝忙しくても野菜代わりのサプリメントや市販の野菜ジュースでは食物繊維や、一部のミネラル、ビタミンが不足します。前日の夕飯の残りや浅漬けなどで野菜・果物を摂る工夫を。野菜スープもおすすめ」とのアドバイスが。

◆よく噛んで、ゆっくり食べるメリット

ジンジュールで連載中の「これならできる!働く人のための、家ごはんテクニック」でも、よく噛んで食べることや、時間をかけて食べることの重要性をお伝えしています。よく噛むことによって、胃腸の負担が軽くなり、腹八分目に抑えられ、素材の味を堪能できることや、ゆっくり食べて休むことで副交感神経が優位になり、ストレス解消効果も実感できることなどを、健康ライター・管理栄養士の志水あい氏が詳しく解説しています。下記の関連記事リンクからぜひご一読を!

【調査概要】
宿泊を伴う出張に関する調査結果レポート
調査実施主体:IHG・ANA・ホテルズグループジャパン
調査手法:インターネット調査(クロス・マーケティングのモニター使用)
調査実施日:2011年12月17~19日
調査対象者:20~40代の男女有職者1000名(全国)
条件:1年に1回以上宿泊を伴う出張をしたことがある

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000002364.html